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東京オリンピック2020と1964東京五輪について、開催費用や経済指標などの違いと比較

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こんにちは!

東京オリンピック2020の開催まであと1年と2カ月程度となりましたが、皆さんはどのように観戦されるご予定ですか?

やっぱり自国開催のオリンピックは一生に一度あるかないかのことなので、生で観戦したいという方も多いのではないでしょうか。

1964年の東京五輪のときには、生で観戦するということには全く現実味がなく、小さなテレビを何十人もの人で囲って観戦するというのが主流だったようです。

 

ご年配の方は、2020年オリンピックを迎えるにあたり、きっと当時を思い出されるかたも多いと思いますが、

こちらの記事では、1964年の東京五輪と、東京2020オリンピックの違いについてお調べしてみました。そして開催費用や経済指標など様々な数値について比較もしています。

 

 

 

2020年東京オリンピックと1964年東京五輪の違い・比較について

2020年東京オリンピックと1964年東京五輪の違い・比較について、項目ごとに調べさせて頂きました。

 

人口や平均寿命の比較

  1964年 2020年
人口 9,718万人 12,410万人(推測)
合計特殊出生率 2.03 1.34(推測)
65歳以上人口割合 6.2% 30%(推測)
平均寿命

男 67.67歳

女 72.87歳

男 80.93歳(推測)

女 87.65歳(推測)

※総務省と厚生労働省のデータを元に掲載させて頂きます

 

人口においては、近年こそ減少傾向にあるものの、やはり第2次ベビーブーム等もあり、1964年に比べると、2020年で1.25倍程度に増加したことになります。

また年々出生率は減少、65歳以上の人口は増加しており、高齢化社会の進行は数字からも見てとる事ができます。

平均寿命も大幅に伸びていることがわかりますね。

 

経済指標・入出国者数での比較

  1964年 2018年
GDP(名目) 29.5兆円

550.3兆円

(2018年度)

1ドル/円(基準外国為替相場) 360円

111円

(2018年末)

日経平均株価

1,216円55銭

20,014円77銭

(2018年末)

輸出総額 2兆4023億円

81兆2070億円

(2018年末)

輸入総額 2兆8575億円

80兆0193億円

(2018年末)

訪日外国者数 27万人

3119万1900人

(2018年)
出国者数

51万人

1895万4000人

(2018年)

こちらについては、2020年の情報が無いため、2018年で比較させていただきました

※総務省、財務省、日本政府観光局などのデータを元に掲載させて頂きます

 

各項目を見ると、GDPや日経平均も1964年当時より20倍弱程度まで膨れ上がり、数字からも日本が大きな経済成長を遂げてきたことが感じられます。

1964年のオリンピックがなければ、現在の数値まで到達できていなかったと言っても過言ではありません。

訪日外国者数と出国者数の増加には、世界の経済成長、メディアの普及なども要因として考えられますが、平和の祭典と呼ばれるオリンピックが日本と世界の距離を縮めてきたということも理由の一つと考えられますね。

 

 

流行面での比較

1964年は、オリンピック効果で、カラーテレビが普及し、その結果としてバラエティ番組や、スポーツ番組なども増えたということです。

また、音楽では坂本九さんの「明日があるさ」がヒットとなり、ファッション面では、ノースリーブやタートルネックが流行していたようです。

対して、2020年は、テレビで比較すると4K・8Kテレビの普及が予想されます。

音楽面では、オリンピック開会式で歌唱したアーティストが世界的にヒットしたりすることもあるかもしれないですね。

ファッションの面では、単純な思考ではありますが、スポーツウェアやオリンピック選手が着用していた服やアクセサリーが流行する可能性が考えられます。

 

開催費用・主な設備投資の比較

  1964年 2020年
大会運営費 99.5億円

6450億円

競技施設の整備費 165.9億円

7050億円

主な設備投資

国立競技場

日本武道館

駒沢オリンピック公園

岸記念体育会館

織田フィールド

など

新国立競技場

有明体操競技場

東京アクアティクスセンター

有明アリーナ

海の森水上競技場

など

※東京五輪大会組織委員会などのデータを元に掲載させて頂きます

 

1964年は1兆円オリンピックと呼ばれ、 東海道新海線の開通や、首都高速道路の整備、地下鉄の整備などインフラ事業においても9600億円ほどの予算を投じたということです。

1964年において国家予算の3分の1の予算を投じた東京五輪は、まさに国家の命運を握る一大プロジェクトでした。結果として、国立競技場や日本武道館などを代表するように当時の設備投資を見ても、大成功を収めた片鱗が感じられます。

一方2020年は、国家予算と比較すると数%の予算とはなるものの、日本経済が低迷している中での開催が果たして経済効果に繋がるのか、1964年のように上手くいくとは決して現時点では想定できません。

やはり、負のレガシーのイメージも強いオリンピック競技施設を、開催後にどのように有効活用できるかが経済効果にも大きく影響するでしょう。

 

まとめ

2020年東京オリンピックと1964年東京五輪の違い・比較について調べさせていただきましたが、やはり国家としても成長過程にあった1964年と、既に成長して下降局面にある2020年において、オリンピック開催のバックグラウンドが明確に異なることがわかります。

1964年開催時は、真新しさもあり、国民全員の関心事であったオリンピックですが、現代においては大衆文化も多様化を遂げ、オリンピックは決して全ての人の関心事ではなくなってしまいました。

少しネガティブな書き方になってしまいましたが、、、

オリンピックがもたらすプラスの効果については誰もが期待している部分でありますし、良い意味で予想を裏切ってくれることを願っています。

2020東京オリンピックが大成功を収めて、明るい日本が戻ってくれることに期待したいですね。

 

それでは、最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!