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リオオリンピックのエンブレムの類似問題とは?表す意味は?

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 こちらの記事では、2016リオデジャネイロオリンピックのエンブレムの類似問題についてと、エンブレムが表す意味について取り上げたいと思います。

 

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2016年リオ五輪のエンブレムにも類似問題があった?

リオオリンピックのエンブレムの画像

 

エンブレムといえば、2015年には東京五輪エンブレム問題がクローズアップされましたね。直近の報道では東京五輪エンブレムの再選考は最終局面を迎え、4つの候補に絞られたということですが、今度こそ類似するものが無く、誰もが納得するようなエンブレムが選ばれることを期待したいですね。

 

そして、リオ五輪のエンブレムですが、下記のものになります。

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リオ五輪のエンブレムの類似問題とは?

 

だいぶ以前の話になりますが、実はリオオリンピックのエンブレムに関しても類似問題が話題になり、特にアメリカ・コロラド州テルライドの慈善団体『テルライド財団』が盗作だと主張する事態になったとニュースがありました。

テルライド財団のHPはこちら↓ 

http://telluridefoundation.org/

左上にあるのが似ているとされたロゴです。

 

確かに似ていますが、類似を指摘されたリオ五輪エンブレムを制作したデザイン会社の代表は「両者が似ていることは否定できないが、それは偶然の一致だ」としたうえで、エンブレムが表現しているたくさんの意味や制作につめこんだ想いを熱く語り、盗作疑惑を否定したという事です。

結果、オリジナリティーを強く感じさせる事ができたため、そのまま採用継続となる事が決まったみたいですね。

 

メキシコのウアタバンポのロゴとも似ているという報道などもあったようですが、ウアタバンポ側が強く主張しなかったからなのか、特に大きな問題には発展しなかったようです。(個人的にはこちらの方がかなり似ていると思いますが・・)

メキシコでの報道↓

www.animalpolitico.com

 

東京五輪エンブレム問題の場合も、盗作疑惑がエンブレムだけで終わっていたら、もしかしたら佐野研二郎氏のデザインで採用を押し通していたのかもしれないですよね。佐野氏の過去作品においても次々と盗作を疑われるものが見つかってしまったことが、最終的に採用取消にせざるを得ない結果に追い込んでしまったということが改めてわかりますね。

 

 

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2016リオオリンピックのエンブレムが表す意味とは?

 

 オリンピックのエンブレムといえば、選考において、デザインもさることながらそこに込められた意味がとても重要ということは、東京五輪エンブレム問題でも広く認知されましたが、リオ五輪のエンブレムには前述のとおり過去大会のエンブレム以上のたくさんの意味が込められているようです。

 

ちなみに佐野氏は自身のデザインには『TOKYO』、『TEAM』、『TOMORROW』という3つの『T』、赤い丸は個々のハートの鼓動、黒は多様性を表現、といった様々なコンセプトを持っていると会見していましたね。

 

リオデジャネイロ五輪のエンブレムができるまで

 

 リオ五輪のエンブレムは、上記にありますようにブラジルのあるデザイン会社の複数名の社員によって制作されましたが、会社に集まった社員はまずそれぞれの考案するテーマやデザインの原案を持ち寄って試行錯誤を重ねたようです。

 

そしてまずデザインの基盤として人型のロゴにしよう』という意見で一致したということです。

これはリオデジャネイロの出身者を表すカリオカ (Carioca)のスピリットを表現したいというテーマからきています。彼らがどのように様々な人種から成り立つリオデジャネイロという都市を発展させてきたか、そういった部分をイメージしながら、デザインを構築していったということです。

 

そして人型をモチーフとしたデザインは150個ほど、作られては破棄されてというのを繰り返し、やっと今回のエンブレムのデザインに行きついたということです。文字のフォントも同様に数えきれないほど作り直したようです。

 

エンブレムが意味するものは?

 

 そして、エンブレムが意味するものですが、大きく二つのテーマが掲げられています。

それは、「パッション(情熱)」「トランスフォーメーション(変化)」です。

情熱は行動を起こし、行動は変化を起こすというコンセプトのもとに作られたようです。

 

「カリオカと、そしてブラジルの人達が情熱をもって、リオデジャネイロやブラジルという国を素晴らしく変化させてきた」そして「オリンピックを通して、世界の人達が情熱を持って素晴らしい方向へ変化しよう」という熱いメッセ―ジが込められています。

 

また別のテーマとしては「オリンピックスピリット」「多様性」「流れるエネルギー」などオリンピックとブラジルを象徴したテーマがあるようです。

 

そしてそれ以外にもリオの観光スポットでもあるシュガーローフマウンテンを象ったデザインでもあり、それはブラジルの大自然というものも表現しています。

 

また筆記体で書いた「RIO」という文字も表しているという事で、

 

まさに意味がありすぎて驚きです。

 

五輪大会初の3Dデザイン

 

 そして、実は今回のエンブレムが世界的に評価されているのは初の3Dデザインというところが大きいようです。まさに時代に呼応した最先端のロゴであり、20世紀のオリンピックのでは決して発案されなかったアイデアといえるでしょう。

 

デザイン性としても素晴らしいですが、3Dである事により、オリンピックのグッズも多様化することが可能となり、従来のTシャツやタペストリーなどの2Dグッズにとどまらず、3D形式の置物やキーホルダーといったグッズもきっとたくさん販売されると思われます。

きっとオリンピックの経済効果にも貢献するのではないでしょうか。

 

 長くなってしまいましたが、エンブレムの制作過程と、そしてたくさんの表す意味を振り返ると、リオ五輪エンブレムに関しては、盗作ではない事を堂々と証明できるくらいの裏付けがあるという事がよくわかりました。

 

東京五輪の新しいエンブレムは一説ではリオ五輪の閉会式で発表できるように進めているという事ですが、リオ五輪のエンブレムにも負けないくらいの素晴らしいエンブレムが発表されることを今から期待しています。

 

 

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!

 

リオ五輪開幕まであと201日です!

 

 

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