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【サッカー】オリンピック、歴代の日本代表メンバーと戦績を振り返る

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 こちらの記事では、オリンピック 男子サッカーの歴代の日本代表メンバーについて、またその戦績について振り返りたいと思います。日本代表が初出場した1936ベルリンオリンピックから、2016リオデジャネイロオリンピックまでお調べしてみました。

 

 

 

歴代のオリンピック 男子サッカー日本代表について

ベルリン五輪からメキシコシティ五輪までの日本代表について

サッカー日本代表が初めてオリンピックに出場したのは、1936年ベルリンオリンピックという事で、この時はグループステージはなく、16チームでのトーナメント制でした。日本は初戦スウェーデンに3-2で勝利し、準々決勝でイタリアに0-8で敗退。その結果、ベスト8の活躍を残しています。

以前の記事で、過去のオリンピックについても書かせて頂きましたが、ベルリンオリンピックはヒトラー率いるナチス政権の下開催となったという事で、開会式ではヒトラーが開会宣言をしたとのことです。

 

次にオリンピックに出場したのは、1956年のメルボルンオリンピックです。

この時もまだグループステージが無く、11チームでの変則トーナメント制でしたが、日本は1回戦でオーストラリアに0-2で敗れ、あえなく初戦敗退してしまったようです。

 

そして、その次に当たるのが1964年東京オリンピックです。

1960年のローマオリンピックからグループステージ制が導入されましたが、東京オリンピックの時にはイタリアと北朝鮮が不出場となり、14カ国での戦いとなりました。そして、東京五輪でも日本代表はベスト8の成績を残しました。

 

そしてそして、次に当たるのが、1968年メキシコシティオリンピックです。

日本代表は見事銅メダルを獲得しています。釜本さんがゴールを決めて活躍するシーンは有名ですよね。

 

東京五輪でベスト8、そしてメキシコシティ五輪で銅メダルを獲得したこともあり、日本には当時第一次サッカーブームが到来していたようです。

今でこそ野球と二分する人気のスポーツですが、当時はまだ物珍しい雰囲気もあったのでしょうね。

 

 ブームが来て、またオリンピックで活躍を続けると思われた日本ですが、1972年ミュンヘンオリンピックから、U-23の制度が初めて導入された1992年のバルセロナオリンピックまでは、6大会に渡りオリンピック予選敗退となり、本大会へは出場できませんでした。

しばらくの間、日本サッカー界にとって苦難の時期が続きました。

 

そして、そんな苦難の時期を乗り越えて、1996年アトランタオリンピックで28年ぶりとなる念願の本大会出場を果たしたのです。

 

 

 アトランタ五輪の監督と日本代表メンバー

1996年 アトランタオリンピックの監督は、ロシアワールドカップ日本監督の西野朗監督でした。オーバーエイジ枠を使用せず、有名な「マイアミの奇跡」を起こした日本代表です。中田英寿選手、前園真聖選手、松田直樹選手、川口能活選手らを要し、本大会グループステージで2勝1敗の戦績でしたが、惜しくもグループステージ敗退となりました。代表登録メンバーは下記になります。

Pos 名前 当時の所属先
GK 川口能活 横浜マリノス
下田崇 サンフレッチェ広島
DF 白井博幸 清水エスパルス
鈴木秀人 ジュビロ磐田
田中誠 ジュビロ磐田
上村健一 サンフレッチェ広島
松田直樹 横浜マリノス
MF 広長優志 ヴェルディ川崎
服部年宏 ジュビロ磐田
前園真聖 横浜フリューゲルス
伊東輝悦 清水エスパルス
遠藤彰弘 横浜マリノス
中田英寿 ベルマーレ平塚
秋葉忠宏 ジェフユナイテッド市原
路木龍次 サンフレッチェ広島
FW 城彰二 ジェフユナイテッド市原
森岡茂 ガンバ大阪
松原良香 清水エスパルス

※敬称略

 

シドニー五輪の監督と日本代表メンバー

2000年シドニーオリンピックの監督は、フィリップ・トルシエ監督でした。

トルシエジャパンといえば、2002年日韓W杯でベスト16の活躍をしましたが、トルシエ監督は2000年当時はA代表監督と五輪代表監督を兼任していました。オーバーエイジ枠は3枠活用し、そして、メンバーは中田英寿選手や中村俊輔選手、稲本潤一選手、高原直泰選手、OA枠で楢崎正剛選手、森岡隆三選手など豪華な顔ぶれでした。本大会の成績はベスト8の好成績を残しています。

代表登録メンバーは下記になります。

Pos 名前 当時の所属先
GK

楢崎正剛

(OA枠)

名古屋グランパスエイト
都築龍太 ガンバ大阪
DF 中澤佑二 ヴェルディ川崎
松田直樹 横浜F・マリノス

森岡隆三

(OA枠)

清水エスパルス
宮本恒靖 ガンバ大阪
中田浩二 鹿島アントラーズ
MF 稲本潤一 ガンバ大阪
明神智和 柏レイソル
中村俊輔 横浜F・マリノス

三浦淳宏

(OA枠)

横浜F・マリノス
酒井友之 ジェフユナイテッド市原
中田英寿 ベルマーレ平塚
本山雅志 鹿島アントラーズ
西紀寛 ジュビロ磐田
FW 平瀬智行 鹿島アントラーズ
柳沢敦 鹿島アントラーズ
高原直泰 ジュビロ磐田

※敬称略

 

 

アテネ五輪の監督と日本代表メンバー

2004年アテネオリンピックの監督は、現在NHKサッカー解説者の山本昌邦監督でした。オーバーエイジ枠は2枠使い、小野伸二選手と曽ヶ端準選手を招集しました。大久保嘉人選手や、松井大輔選手、阿部勇樹選手、田中マルクス闘莉王選手など有名選手がいましたが、1勝2敗でグループリーグ敗退となっています。

代表登録メンバーは下記になります。

Pos 名前 当時の所属先
GK

曽ヶ端準

(OA枠)

鹿島アントラーズ
黒河貴矢 清水エスパルス
DF

田中マルクス

闘莉王

浦和レッズ
茂庭照幸 FC東京
那須大亮 横浜F・マリノス
菊地直哉 ジュビロ磐田
徳永悠平 早稲田大学
MF 阿部勇樹 ジェフユナイテッド市原
今野泰幸 FC東京
森崎浩司 サンフレッチェ広島

小野伸二

(OA枠)

フェイエノールト
松井大輔 京都パープルサンガ
駒野友一 サンフレッチェ広島
石川直宏 FC東京
高松大樹 大分トリニータ
FW 田中達也 浦和レッズ
大久保嘉人 セレッソ大阪
平山相太 筑波大学

※敬称略

 

北京五輪の監督と日本代表メンバー

2008年北京オリンピックの監督は、現在松本山雅FC監督の反町康治監督でした。

オーバーエイジ枠は使用しませんでした。この世代の五輪代表には、現在のA代表でも主力を務める選手、有名選手がずらっと並びます。本田圭佑選手、香川真司選手、岡崎慎司選手、内田篤人選手、長友佑都選手、吉田麻也選手などです。しかし、オリンピックは3戦全敗でグループリーグ敗退に終わっています。この時の悔しさが各選手の成長のきっかけになったとも言われています。

代表登録メンバーは下記になります。

Pos 名前 当時の所属先
GK 西川周作 大分トリニータ
山本海人 清水エスパルス
DF 吉田麻也 名古屋グランパス
水本裕貴 京都サンガFC
長友佑都 FC東京
森重真人 大分トリニータ
内田篤人 鹿島アントラーズ
安田理大 ガンバ大阪
MF 細貝萌 浦和レッズ
本田圭佑 VVVフェンロ
梶山陽平 FC東京
谷口博之 川崎フロンターレ
香川真司 セレッソ大阪
本田拓也 清水エスパルス
FW 豊田陽平 モンテディオ山形
岡崎慎司 清水エスパルス
森本貴幸 カターニャ
李忠成 柏レイソル

※敬称略

 

 

ロンドン五輪の監督と日本代表メンバー

2012年ロンドンオリンピックの監督は、現在日本サッカー協会技術委員長の関塚隆監督でした。オーバーエイジ枠は3枠利用しましたが、そのうちGK林彰洋選手はバックアップメンバーになり帯同しませんでした。吉田麻也選手と徳永悠平選手がOA枠で出場、大津祐樹選手や永井謙佑選手、宇佐美貴史選手、清武弘嗣選手、山口蛍選手などがU-23枠で出場し、ベスト4という快挙を成し遂げました。

代表登録メンバーは下記になります。

Pos 名前 当時の所属先
GK 権田修一 FC東京
安藤駿介 川崎フロンターレ
DF

徳永悠平

(OA枠)

FC東京
酒井宏樹 ハノーファー96

吉田麻也

(OA枠)

VVVフェンロ
山村和也 鹿島アントラーズ
酒井高徳 シュツットガルト
鈴木大輔 アルビレックス新潟
MF 扇原貴宏 セレッソ大阪
村松大輔 清水エスパルス
東慶悟 大宮アルディージャ
宇佐美貴史 ホッフェンハイム
山口螢 セレッソ大阪
清武弘嗣 ニュルンベルク
FW 大津祐樹 ボルシアMG
杉本健勇 東京ヴェルディ
永井謙佑 名古屋グランパス
齋藤学 横浜F・マリノス

※敬称略

 

リオ五輪の監督と日本代表メンバー

2016年リオデジャネイロオリンピックの監督は、現在V・ファーレン長崎監督の手倉森誠監督でした。オーバーエイジ枠は3枠利用し臨みましたが、1勝1分1敗でグループステージ敗退となりました。

代表登録メンバーは下記になります。

Pos 名前 当時の所属先
GK 櫛引政敏 鹿島アントラーズ
中村航輔 柏レイソル
DF 室屋成 FC東京

藤春廣輝

(OA枠)

ガンバ大阪
植田直通 鹿島アントラーズ

塩谷司

(OA枠)

サンフレッチェ広島
亀川諒史 アビスパ福岡
岩波拓也 ヴィッセル神戸
MF 遠藤航 浦和レッズ
原川力 川崎フロンターレ
大島僚太 川崎フロンターレ
矢島慎也 ファジアーノ岡山
中島翔哉 FC東京
井手口陽介 ガンバ大阪
FW 鈴木武蔵 アルビレックス新潟

興梠慎三

(OA枠)

浦和レッズ
浅野拓磨 サンフレッチェ広島
南野拓実 ザルツブルク

※敬称略

 

まとめ

以上、歴代のオリンピックサッカー日本代表についてまとめてみましたが、やはりオリンピック代表メンバーが、そのままA代表の中軸メンバーとなるケースが多いことがわかります。

果たして東京五輪2020では、どんなメンバーが選ばれるのか。

今から気になるところですが、まずはU-22日本代表の今後の動向に注目したいですね。

 

こちらのブログでは、オリンピックサッカーとU-22日本代表についてもまた何か情報が入りましたら取り上げさせて頂きます。

 

それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました!