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シャラポワ、ドーピング陽性で会見。リオ五輪も出場停止か?

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 こちらの記事では、マリア・シャラポワ選手のドーピング違反の会見と、禁止薬物メルドニウムについて、そしてシャラポワ選手はリオデジャネイロオリンピックへ出場できるのかについて、取り上げさせて頂きます。

 

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シャラポワ、ドーピング陽性で会見。メルドニウムとは?

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 出典元:Maria Sharapova failed drugs test may NOT stop her competing at 2016 Rio Olympics - Mirror Online

 

2016年3月7日、女子プロテニス選手のマリア・シャラポワ選手(28歳、ロシア)が、今年1月に出場した全豪オープンテニスでのドーピング検査で、禁止薬物「メルドニウム」の陽性反応が出たことを会見で発表しました。

 

’’テニス界の妖精’’と称され、その実力とルックスから日本でもとても人気のあるシャラポワ選手が、重大発表と銘打って行った会見には世界中の人達が衝撃を受けました。

「ドーピング違反」という言葉のイメージはやはり日本のみならず非常に悪いようで、多くの人が予想した引退会見ではなかったものの、ある意味それ以上にショッキングな会見となりました。

 

シャラポワ選手は、今年1月から禁止薬物に指定されたメルドニウムを継続して使用していた事を認めたうえで「10年前から身体上の理由で医師に処方してもらっていたが、禁止薬物に新たに指定された事を知らなかった」と意図的な使用を否定し、そして「このような形でテニス選手としてのキャリアを終えたくない」と現役続行の意志を強調しました。

メルドニウム服用の理由については、過去に不整脈の結果があったことや糖尿病の家系であるため予防で服用したと説明したようです。

 

メルドニウムは、心臓疾患や血流不全などの薬として、ロシアやラトビアでは一般的に使用されているとの事ですが、一方で、持久力や競技能力の向上の効果があるとして、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)よって、今年1月1日から禁止薬物リストに加えられたという事です。

 

 

シャラポワ選手ほどの超一流選手であればスタッフや取り巻きの人もたくさんいると思われ、そんな中禁止薬物リストのチェックが漏れてしまったというのは少し疑ってしまう部分もありますが、

全豪オープンテニスは1月18日開催であり、練習や調整、そしてテニス以外の活動に追われていたシャラポワ選手の状況を考えると、2,3週間前に変わったリストを見落としてしまったという言い訳も、本当のことのような気がします。

 

何より、シャラポワ選手は、事が発覚してからすぐ自ら会見を開き、自分で発表したという姿勢はとても評価できるものであり、発言の信頼度を高くしていると思います。

 

そういったことから、個人的にも少し可哀想な印象も受けるシャラポワ選手ですが、

 

ただやはりドーピング違反をしてしまったという事実は、決して甘いものでは済まされないようです。

 

 

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シャラポワ選手への処分とリオ五輪出場について

シャラポワ選手への処分は?JADAの高橋氏の見解は?

 

今回のシャラポワ選手のドーピング違反に対して、国際テニス連盟(ITF)の声明によると、ひとまずシャラポワ選手には3月12日から暫定的な出場停止処分が科され、最終的な処分についてはこれから検討していくという事です。

 

これに対して、メルドニウムの陽性反応が出た場合の処分としては、1年間の出場停止処分が下される事が多いとの報道もありますが、

 

時事通信によると、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の高橋建志事務局次長は下記のように処分について述べたとのことです。

 

高橋氏は「(シャラポワに)明らかな過失がある。4年間の出場停止の可能性が高い」との見解を示した。

(中略)

「禁止薬物かどうかを確認するのは本人の義務。なかなか処分は軽減されない」とした上で、服用が競技力向上を目的としていないことが証明された場合などは期間短縮の可能性があるとの認識を示した。 

 

引用元:時事通信ニュース:シャラポワ、4年停止か=JADA関係者が見解

 

シャラポワ選手はリオオリンピックへ出場できるのか?

 

そして、 シャラポワ選手はリオ五輪へ出場できるのかについてですが、

 

シャラポワ選手は3月7日時点の女子テニス世界ランキングで7位であり、ドーピング違反が発覚する前は、リオ五輪出場間違いなしの状況でした。

 

しかし、やはり上記のJADAの高橋氏の発言からすると、シャラポワ選手のリオ五輪出場の可能性はまだ0%にはなってないものの非常に厳しい状況と言えるでしょう。

 

 

服用が競技力向上を目的としていないことが証明された場合には処分期間短縮の可能性もあるという事で、これからシャラポワ選手は、いかに健康上の理由での服用を証明できるかが鍵となるでしょう。

 

 

生涯グランドスラムも達成し、世界ランク1位にもなっているシャラポワ選手のキャリアにおいて、唯一獲得できてない栄冠がオリンピックの金メダルとも言え、リオオリンピックへの出場を彼女自身が今年の大きな目標としていた事は容易に想像できます。

そんな中発覚してしまった今回のドーピング違反。

 

犯してしまった違反の処分は受けなければいけないものですが、やはりシャラポワ選手に同情する部分もあり、常にドーピングの規定が厳しくなっているスポーツ界の事を考えると改めて複雑な問題のようにも感じます。

 

今後果たして、シャラポワ選手には最終的にどういう処分決定がなされるのか。ひとまず注目したいですね。

 

それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました!

 

リオ五輪開幕まであと150日です!

 

 

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