女子ゴルフ、リオ代表争いの行方は？宮里美香と野村敏京が有力か？
こちらの記事では、2016リオデジャネイロオリンピック ゴルフに関連して、女子日本代表の選考についての考察と、有力とされる宮里美香選手、野村敏京選手についてなど書かせて頂きます。
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リオオリンピック 女子ゴルフ日本代表候補選手について
以前の記事では、リオ五輪ゴルフの出場選手の選考方法や、競技日程、プレー形式などについて書かせて頂きましたが、
今回は女子ゴルフの日本代表候補選手について、取り上げさせて頂きたいと思います。
まず、代表選考に直結するオリンピックランキングですが、
前回の記事を書かせて頂いた2月3日時点における女子の日本人選手のランキングは、宮里美香選手(26)が17位、大山志保選手(38)が18位となっていました。
そして、本日3月9日付けのランキングはというと、
宮里美香選手が19位、野村敏京選手(23)が21位というものに変わっています。
リオ五輪に出場できる選手は事実上2名とされており、約1ヵ月経過して、ランキングが変動したということになりますが、
ご存知の通り、野村選手はISPSハンダ女子オーストラリア・オープン（2/18-2/21）で米ツアー初優勝を達成したため、一気にリオ五輪代表候補へと浮上してきました。
そして、上記3選手がともに出場したホンダLPGAタイランド（2/25-2/28）は、野村選手が5位、宮里(美)選手が38位、大山選手が57位という結果で終えており、大山選手と野村選手は立場を入れ替えることとなりました。
そのため、現在のオリンピックランキングでは、日本人選手は宮里(美)選手と野村選手のみがランクインしている状況ですが、
3月7日付けの世界ランキングを見てみると、宮里(美)選手36位、野村選手41位、大山選手42位、上田桃子選手(29) 60位、渡邉彩香選手(22) 61位、横峯さくら選手(30) 66位、成田美寿々選手(23) 69位、菊地絵理香選手(27) 71位、鈴木愛選手(21) 77位と、上記3選手以外にも日本人選手がたくさん名前を連ねており、まだまだ他の選手にもチャンスがあるように思われます。
しかし、どうやら宮里(美)選手と野村選手の二人が、現在のランキングのままリオ五輪出場濃厚なようです。
次の項目では、その理由と考察について書かせて頂きたいと思います。
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宮里美香選手と野村敏京選手がリオ代表有力とされる理由について
なぜ、宮里美香選手と野村敏京選手がリオ五輪出場濃厚なのかですが、
最初に、ゴルフの世界ランキングの順位は、選手の獲得合計ポイントを出場大会数で割った平均獲得ポイントによって出されていますが、3月7日付ランキングで各選手の平均獲得ポイントを見てみると、宮里(美)選手は2.20、野村選手は2.06、大山選手は2.05となっています。
そして、ランキングで次にくる上田選手は1.66であり、その差は大きいため、上田選手以降の順位の選手が上位3選手に追いつくのは現状とても厳しい状況であると、まず言えるでしょう。
次に、3選手のうち、宮里(美)選手と野村選手が選ばれるとされる理由ですが、3選手の参戦しているツアーが関係しています。
宮里(美)選手と野村選手は、現在米女子ツアー（USLPGA）でプレイしており、大山選手は国内女子ツアーで主にプレイしていますが、
女子ゴルフの最高峰である米女子ツアーと国内女子ツアーでは、獲得ポイントの差が大きく、宮里(美)・野村両選手と、大山選手では今後獲得できるポイントに差がでてくると予想されることが大きな理由となっています。
ちなみに、1つの大会でのポイント差はどれくらいなのかですが、優勝ポイントで比較すると、米国メジャー大会は100点、通常の大会もおよそ50点～60点台であるのに対して、 国内のメジャー大会は20点前後、 通常の大会ではおよそ10点台後半となっています。
過去には米女子ツアーの２／３程度に設定されていた国内女子ツアーのポイントですが、やはり米女子ツアーと国内女子ツアーでは実力差も大きく、現在は国内の獲得ポイントが低く設定されているという事です。そういった事から、世界ランキングは賞金ランキング以上に実力差が出てくるとも言えます。
そして、実績においても、宮里(美)選手は2012年「セーフウェイ・クラシック」で米女子ツアー優勝を挙げており、野村選手も先日、米ツアー初優勝を挙げました（大山選手は米ツアーでの最高位は6位です）。
さらに、宮里(美)選手は安定感があり、そして野村選手は今一番勢いもあるということで、ゴルフファンの間でも世界で戦っている二人で妥当だとする意見が多いようです。
といった具合に、2選手がリオ出場濃厚とされる理由はいくつかあるのですが、
何が起こるかわからないのがスポーツの世界ですので、あと4カ月の間に、もしかしたら大山選手や、さらには上田選手や他の誰かが好成績を連発して逆転で内定という事も絶対無いとは言えません。
（マラソンと女子サッカーの件で少し自信を失っております。すみません。。）
そして、前回の記事でも触れさせて頂いた韓国のイ・ボミ選手(27)ですが、今年はオリンピック出場を目標にすると宣言し、海外ツアーにも積極的に参加、現在世界ランク18位まで順位を大きく上げています。
しかし、韓国勢で8番手という状況は変わらず、大山選手以上にリオ出場が厳しい状況です。韓国勢の代表選考争いは本当に日本以上に激戦と感じますが、イ・ボミ選手もリオ出場へ向けて引続き頑張ってもらいたいですね。
ゴルフにつきましても、また何か情報が入りましたらお伝えさせて頂きます。
それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました！
リオ五輪開幕まであと149日です！
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