【競泳】日本選手権2016の大会5日目~最終日までの結果・速報まとめ
こちらの記事では、『水泳(競泳)日本選手権2016』の大会5日目~最終日までの結果 速報とリオ内定状況について書かせて頂きます。
※こちらの記事は大会中随時更新させて頂きます。(最終更新2016/04/10 19:03)
※既に終了している大会1日目~4日目の結果については下記の記事をご覧下さい↓
水泳 日本選手権2016の5日目の結果について
大会5日目に行われた決勝種目の結果は下記になります。
男子100m自由形<決勝結果>
順位 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 中村 克 | イトマン東進 | 48:25 |
2 | 塩浦 慎理 | イトマン東進 | 48.35 |
3 | 小長谷研二 | 岐阜西SC | 49.07 |
4 | 古賀 淳也 | 第一三共 /スウィン埼玉 | 49.25 |
5 | 難波 暉 | 中京大学 | 49.40 |
6 | 坂田 怜央 | イトマン近大 | 49.50 |
7 | 伊藤 健太 | ミキハウス | 49.57 |
8 | 小松 巧 | 日本大学 | 49.58 |
<派遣標準記録:48.16、世界記録:46.91、日本記録:48.41>
中村選手が自らの持つ日本記録を更新しての優勝。塩浦選手が2位に。2選手は個人での派遣標準クリアとはなりませんでしたが、 今回の結果で、中村選手、塩浦選手、小長谷選手、古賀選手の4名が見事4×100mフリーリレーのリオ代表メンバーに内定となりました。
女子100m自由形<決勝結果>
順位 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 内田 美希 | 東洋大学 | 53.88 |
2 | 池江璃花子 | ルネサンス亀戸 | 54.06 |
3 | 松本 弥生 | ミキハウス | 54.43 |
4 | 山口 美咲 | イトマン | 54.99 |
2 | 五十嵐千尋 | 日本体育大学 | 55.05 |
7 | 青木 智美 | ATSC.YW /法政大学 | 55.41 |
8 | 持田 早智 | ルネサンス幕張 | 55.74 |
1 | 山根 優衣 | セントラルスポーツ /日本大学 | 55.79 |
<派遣標準記録:53.81、世界記録:52.07、日本記録:53.99>
内田選手が日本新記録を出し、この種目3連覇での優勝。池江選手が高校新記録を出しての2位。2選手は個人での派遣標準クリアとはなりませんでしたが、今回の結果で、内田選手、池江選手、松本選手、山口選手の4選手が見事4×100mフリーリレーのリオ代表メンバーに内定しました。
男子200mバタフライ<決勝結果>
順位 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 瀬戸 大也 | JSS毛呂山/早稲田大学 | 1:54.14 |
2 | 坂井 聖人 | 早稲田大学 | 1:54.21 |
3 | 幌村 尚 | ナイスSP /西脇工業高校 | 1:55.98 |
4 | 松田 丈志 | セガサミー | 1:57.14 |
5 | 三好 悠介 | 東洋大学 | 1:57.16 |
6 | 伊藤 瑞輝 | 法政大学 | 1:57.27 |
7 | 梅本 雅之 | KEIO | 1:57.52 |
8 | 岩田 睦生 | 豊川高校 | 1:57.58 |
<派遣標準記録:1:55.39、世界記録:1:51.51、日本記録:1:52.97>
瀬戸選手が優勝。坂井選手が2位。2選手ともに派遣標準をクリアし、見事この種目でリオ出場内定を決めました。
これで瀬戸選手は400m個人メドレーに続き、2種目めのリオ内定となりました。
男子200m平泳ぎ<決勝結果>
順位 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 小関也朱篤 | ミキハウス | 2:08.14 |
2 | 渡辺 一平 | 早稲田大学 | 2:09.45 |
3 | 渡辺 隼斗 | 自衛隊 | 2:09.91 |
4 | 小日向一輝 | セントラルスポーツ /明治大学 | 2:09.93 |
5 | 北島 康介 | 日本コカ・コーラ | 2:09.96 |
6 | 立石 諒 | ミキハウス | 2:10.98 |
7 | 毛利 衛 | 東洋大学 /マリン舎人 | 2:11.23 |
8 | 高橋 幸大 | コナミスポーツクラブ | 2:11.51 |
<派遣標準記録:2:09.54、世界記録:2:07.01、日本記録:2:07.01>
小関選手が序盤からのリードを守り切り優勝。渡辺一平選手が2位に。2選手ともに派遣標準を見事クリアし、リオ内定を決めました。
期待された北島選手は5位に終わり、残念ながら5大会連続の五輪出場はなりませんでした。 涙のインタビューがとても印象的でしたが、どうやら引退を表明されたようですね。
オリンピックで2種目2連覇を達成し、当時世界記録も更新。現在もなお、50mと100mでアジア記録保持者である北島選手には、本当に国民栄誉賞が授与されてもおかしくないと、個人的にも思います。長きに渡って素晴らしいレースを見せてくれた北島選手には本当に数々の感動をありがとうございましたとお伝えしたいですね。
水泳 日本選手権2016の6日目の結果について
大会6日目に行われた決勝種目の結果は下記になります。
女子800m自由形<決勝結果>
順位 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 高橋 美帆 | ミキハウス | 8:36.84 |
2 | 地田 麻未 | ミズノ | 8:37.08 |
3 | 和田 麻里 | 中京大学 | 8:39.08 |
4 | 菊池 優奈 | 東洋大学 | 8:43.12 |
5 | 岩永 美里 | ATSC.YW | 8:46.14 |
6 | 濱田 結菜 | 東洋大学 | 8:49.96 |
7 | 日下部絢美 | 神奈川大学 | 8:54.38 |
8 | 後藤真由子 | 神奈川大学 | 8:55.62 |
<派遣標準記録:8:25.86、世界記録:8:07.39、日本記録:8:23.68>
高橋選手が終始つけていたリードを守り切り優勝。地田選手が2位に。派遣標準記録のクリアはなりませんでしたが、高橋選手は400m個人メドレーでリオ内定を決めており、そちらに弾みをつける納得のレースとなったようです。
男子200m背泳ぎ<決勝結果>
順位 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 入江 陵介 | イトマン東進 | 1:56.30 |
2 | 金子 雅紀 | YURAS | 1:56.52 |
3 | 砂間 敬太 | イトマン | 1:56.76 |
4 | 松原 颯 | ANA | 1:57.19 |
5 | 渡邉 一樹 | セントラルスポーツ | 1:59.33 |
6 | 堀田 恵路 | 太陽教育SC | 2:00.81 |
7 | 西村 駿弥 | 同志社大学 /JSSエビス | 2:00.82 |
8 | 白井 裕樹 | ミズノ | 2:00.88 |
<派遣標準記録:1:56.79、世界記録:1:51.92、日本記録:1:52.51>
入江選手がこの種目、日本選手権10連覇達成での優勝。金子選手がラスト50mで脅威の追い上げをみせ2位に。2選手ともに派遣標準を見事クリア、リオ内定を決めました。
女子200m平泳ぎ<決勝結果>
順位 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 金藤 理絵 | Jaked /ぎふ瑞穂SG | 2:19.65 |
2 | 渡部香生子 | JSS立石 /早稲田大学 | 2:23.54 |
3 | 今井 月 | 豊川高校 | 2:24.29 |
4 | 清水 咲子 | ミキハウス | 2:24.39 |
5 | 青木玲緒樹 | 東洋大学 | 2:24.60 |
6 | 鈴木 聡美 | ミキハウス | 2:26.18 |
7 | 石田 華子 | 日本体育大学 | 2:27.08 |
8 | 齋藤 咲恵 | 豊川高校 | 2:27.52 |
<派遣標準記録:2:23.21、世界記録:2:19.11、日本記録:2:20.04>
金藤選手が、自身のもつ日本記録更新(日本人女子初の2分19秒台)での優勝。見事残り1枠を勝ち取りリオ内定を決めました。渡部選手が既に内定しているこの種目で意地を見せ2位に。200m平泳ぎは金藤選手と渡部選手の2選手でリオに臨むことになりました。
男子200m個人メドレー<決勝結果>
結果 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 萩野 公介 | 東洋大学 | 1:55.07 |
2 | 藤森 太将 | ミキハウス | 1:57.57 |
3 | 瀬戸 大也 | JSS毛呂山/早稲田大学 | 1:58.30 |
4 | 藤森 丈晴 | ミキハウス | 1:59.12 |
5 | 溝畑 樹蘭 | コナミ西宮 | 1:59.72 |
6 | 竹内 智哉 | ヨコハマSC/湘南工大附高 | 2:01.35 |
7 | 山田 泰也 | 筑波大学 | 2:01.67 |
8 | 堤 貴大 | NSP | 2:01.70 |
<派遣標準記録:1:58.02、世界記録:1:54.00、日本記録:1:55.33>
萩野選手が圧倒的な差をつけ、日本記録更新での優勝。2位には接戦を制し藤森太将選手が入りました。2選手ともに派遣標準クリアし、リオ内定を決めました。
瀬戸選手は惜しくも3位になり、この種目でのリオ内定は決められませんでした。
水泳 日本選手権2016の最終日の結果について
大会最終日に行われた決勝種目の結果は下記になります。
男子1500m自由形<決勝結果>
順位 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 山本 耕平 | ミズノ | 14:57.12 |
2 | 平井 彬嗣 | 郵船ロジ | 15:02.25 |
3 | 吉田 惇哉 | 日大豊山高校 | 15:10.41 |
4 | 竹田 渉瑚 | イトマン/法政大学 | 15:16.75 |
5 | 瀧口 陽平 | JSS長岡 | 15:18.24 |
6 | 谷 健友 | 中京大学 | 15:19.22 |
7 | 仲家 槙吾 | アクラブ調布/明治大学 | 15:24.59 |
8 | 日髙 郁弥 | 愛水教 | 15:34.14 |
<派遣標準記録:14:55.30、世界記録:14:31.02、日本記録:14:54.80>
山本選手と平井選手が序盤から他選手にリードをとり、後半山本選手が抜け出しそのまま優勝。平井選手が2位に。残念ながら派遣標準クリアできず、リオ内定はなりませんでした。
男子50m自由形<決勝結果>
順位 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 中村 克 | イトマン東進 | 22.09 |
2 | 塩浦 慎理 | イトマン東進 | 22.14 |
3 | 伊藤 健太 | ミキハウス | 22.40 |
4 | 古賀 淳也 | 第一三共/スウィン埼玉 | 22.46 |
5 | 松井 浩亮 | 新潟医福大職 | 22.79 |
6 | 小長谷研二 | 岐阜西SC | 22.80 |
7 | 中尾 駿一 | 岡山大学 | 22.82 |
8 | 川内 勇輝 | 自衛隊 | 22.94 |
<派遣標準記録:21.87、世界記録:20.91、日本記録:21.88>
中村選手が優勝。塩浦選手が2位に。残念ながら派遣標準クリアできず、リオ内定はなりませんでした。
女子50m自由形<決勝結果>
順位 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 池江璃花子 | ルネサンス亀戸 | 24.76 |
2 | 内田 美希 | 東洋大学 | 25.19 |
3 | 松本 弥生 | ミキハウス | 25.53 |
4 | 佐藤 綾 | 新潟医福大 | 25.55 |
5 | 大内 紗雪 | ダンロップSC | 25.56 |
6 | 田辺 詔子 | イトマン | 25.57 |
7 | 山口 美咲 | イトマン | 25.61 |
8 | 山根 優衣 | セントラルスポーツ /日本大学 | 25.68 |
<派遣標準記録:24.59、世界記録:23.73、日本記録:24.74>
池江選手が高校新記録で優勝。内田選手が2位に。残念ながら派遣標準には届きませんでしたが、池江選手は合計4種目でのリオ内定を決め今大会を終えることとなりました。
男子100mバタフライ<決勝結果>
順位 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 藤井 拓郎 | コナミスポーツクラブ | 52.03 |
2 | 川本 武史 | 中京大学 | 52.36 |
3 | 安江 貴哉 | 日本大学 | 52.43 |
4 | 梅本 雅之 | KEIO | 52.64 |
5 | 浜谷 憲周 | JFE京浜 | 52.64 |
6 | 岸田 真幸 | アクラブ調布 | 52.67 |
7 | 坂井 聖人 | 早稲田大学 | 52.75 |
8 | 浮島 直登 | 日本大学 | 52.87 |
<派遣標準記録:51.64、世界記録:49.82、日本記録:51.00>
藤井選手がこの種目大会8連覇での優勝。川本選手が2位に。この結果を受けて、藤井選手は4×100mメドレーリレーのリオ代表選手に内定が決まりました。4×100mメドレーリレーの他のメンバーは平泳ぎの小関選手、背泳ぎの入江選手、自由形の中村選手と決まっています。
女子200m背泳ぎ<決勝結果>
順位 | 名前 | 所属 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | 酒井 夏海 | スウィン南越谷 | 2:10.43 |
2 | 川除 結花 | イトマン | 2:10.71 |
3 | 後藤真由子 | 神奈川大学 | 2:10.91 |
4 | 白井 璃緒 | JSS宝塚 | 2:11.28 |
5 | 寺本 瑠美 | 神奈川大学 | 2:11.97 |
6 | 神村万里恵 | セントラル成瀬 /明治大学 | 2:12.42 |
7 | 大橋 悠依 | 東洋大学 | 2:12.81 |
8 | 高橋 美紀 | 中京大学 | 2:12.97 |
<派遣標準記録:2:08.76、世界記録:2:04.06、日本記録:2:07.13>
中学3年生の酒井選手が序盤から積極的なレースをみせ、優勝。川除選手が2位に。残念ながら派遣標準クリアなりませんでしたが、酒井選手は今大会100mとの2冠となり、リオではリレーでの活躍が期待されます。
大会全種目を終えての競泳リオ五輪内定者一覧
※昨年既に内定を決めた3選手も含め、今大会を終えて競泳リオ内定を決めた選手は下記のようになりました。合計34名となり、前回のロンドン五輪より7名も多いメンバーでリオへ臨むことになります。
<男子400m個人メドレー>瀬戸 大也、萩野 公介
<女子400m個人メドレー>高橋 美帆、清水 咲子
<男子200m個人メドレー>萩野 公介、藤森 太将
<女子200m個人メドレー>寺村 美穂、今井 月
< 男子200m自由形 > 萩野 公介
< 男子100m背泳ぎ > 入江 陵介、長谷川純矢
< 男子200m背泳ぎ > 入江 陵介、金子 雅紀
<男子200mバタフライ> 瀬戸大也、坂井聖人
<女子200mバタフライ> 星 奈津美、長谷川涼香
<女子100mバタフライ> 池江璃花子
< 男子200m平泳ぎ > 小関也朱篤、渡辺一平
< 女子100m平泳ぎ > 渡部香生子、鈴木 聡美
< 女子200m平泳ぎ > 渡部香生子、金藤 理絵
<男子4×200mフリーリレー>萩野 公介、松田 丈志、江原 騎士、小堀 勇氣
<女子4×200mフリーリレー>池江璃花子、五十嵐千尋、持田 早智、青木 智美
<男子4×100mフリーリレー>中村 克、塩浦 慎理、小長谷研二、古賀 淳也
<女子4×100mフリーリレー>内田 美希、池江璃花子、松本 弥生、山口 美咲
<男子4×100mメドレーリレー>入江 陵介(背)、小関也朱篤(平)、藤井 拓郎(バ)、中村 克(自)
<女子4×100mメドレーリレー>酒井 夏海(背)、渡部香生子(平)、池江璃花子(バ)、内田 美希(自)
熱戦が繰り広げられてきた日本選手権2016もとうとう閉幕となりましたが、若手選手の台頭や、それに打ち勝つベテラン選手、リオ内定と数々の記録更新、そして北島選手の引退など、見どころたくさんの素晴らしい大会となりました。
選手たちが迎える次の大きな大会としては、5月20日(金)~5月22日(日)の『ジャパンオープン2016(50m)』になります。そちらもまた楽しみですね。
また、水泳・競泳につきましても、何か情報が入りましたら書かせて頂きたいと思います。
それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました!
リオ五輪開幕まであと119日です!