スポーツサテライツニュース!

様々なスポーツに関しての気になる情報をお伝えさせて頂きます。

東京マラソン2016、びわ湖毎日マラソンに出場する男子リオ五輪代表候補選手まとめ

f:id:rio-olympic:20160225202944j:plain

 

こちらの記事では、2016リオデジャネイロオリンピック 男子マラソンに関連して、今後の日本代表選考レースである東京マラソン2016と、びわ湖毎日マラソン大会へエントリーしている代表候補選手について書かせて頂きます。

 

 

スポンサーリンク

 

 

東京マラソン2016へエントリーしている男子リオ五輪候補選手は?

 

今週末の2月28日(日)に開催される「東京マラソン2016」

 

第10回目の節目を迎える今回の大会は例年以上の盛り上がりが予想されていますが、リオオリンピック男子マラソンの選考レースとしてもかなりの注目を集めています。

 

 

以前の記事でも書かせて頂きましたが、現状まだリオ五輪男子マラソン日本代表の内定をもらった選手は一人もいません。

rio-olympic.hatenablog.com

 

国内1つ目の選考レースであった福岡国際マラソンにて、日本人トップの3位で完走した佐々木悟選手(30)がリオ出場へ一歩リードといった状況ですが、東京マラソンでの代表候補選手の結果次第によっては、佐々木選手の立場はがらりと変わる可能性があります。

 

そして、こちらの項目では、東京マラソン2016へ出場する代表候補注目選手について書かせて頂きたいと思います。

 

 

 今井正人選手(トヨタ自動車九州)

まず、一人目の選手は、今井正人選手(31)です。

今井選手は前回大会の東京マラソン2015において、日本人選手トップとなる7位で完走。その時に出した自己ベスト記録、2時間07分39秒日本歴代6位のタイムでした。

2015世界陸上北京大会は、残念ながら直前に発症した髄膜炎のため欠場となりましたが、復活して初参加となる今回の東京マラソンへかける意気込みは人一倍です。

順天堂大学時代には、箱根駅伝の5区にて3年連続区間賞を獲得し、初代山の神と呼ばれていた今井選手。今回の東京マラソンでも、上位争いにからんでくるのは間違いないと思われます。

 

藤原新選手(ミキハウス)

二人目の注目選手は、藤原新選手(34)です。

藤原選手は過去大会の東京マラソン2012において、なんと前世界記録保持者のハイレ・ゲブレシラシエを抜いて2位で完走。もちろん日本人選手トップであり、そのタイムは自己ベストとなる2時間07分48秒(日本歴代8位)という好記録でした。

そして、同年のロンドン五輪日本代表へ堂々の選出。大いにメダルの期待もかかる中での五輪出場でしたが、その結果はというと、残念ながら日本人最下位となる45位というものでした。

その後の藤原選手は、ロンドン五輪の結果を引きずるようにしばらく低迷の時期が続き、前回の東京マラソン2015にも出場しましたが37位という不本意な結果に終わっていました。

藤原選手はこのまま終わってしまうのかという声も増える中、同年8月の北海道マラソンへ出場。するとここから藤原選手の復活劇が始まります。なんと北海道マラソン、富山マラソン(11月開催)、防府読売マラソン(12月開催)と、フルマラソン3連覇を果たしたのです。

2月7日に行われた丸亀国際ハーフマラソンでは36位となってしまいましたが、得意のフルマラソンで昨年末の好調時の走りができれば、外国人招待選手に打ち勝つのは藤原選手かもしれません。

 

松村康平選手(MHPS長崎)

三人目は、松村康平選手(29)です。

松村選手も過去大会の東京マラソン2014において、日本人トップとなる8位の入着を決めています。タイムは自己ベストとなる2時間08分9秒というこちらも好タイムでした。

昨年の東京マラソン2015においては、残念ながら25位という結果で終えていますが、松村選手も東京マラソンでのリベンジを果たせるか、そしてリオ五輪出場へ近づけるか期待がかかります。

 

佐野広明選手(ホンダ)

四人目は、佐野広明選手(27)です。

今井選手同様、前回大会の東京マラソン2015へ出場し、今井選手に次ぐ日本人2位となる全体9位でゴール。その時の記録が自己ベストとなり、2時間09分12秒という好タイムでの完走でした。

2月28日は佐野選手の誕生日でもあり、自身への誕生日プレゼントとなる結果を挙げられるか、注目されます。

 

村山謙太選手(旭化成)

五人目は、村山謙太選手(23)です。

期待の双子ランナーとして大学時代から注目されていた村山選手は、昨年旭化成へ入社すると、入社一年目で出場した九州実業団対抗毎日駅伝大会にて区間賞を獲得。旭化成の優勝に大きく貢献しました。2014丸亀国際ハーフマラソンで2位になるなど、ハーフマラソンでも活躍。旭化成期待のホープですが、今回初のフルマラソン出場となります。フルマラソンは未知数のところもありますが、旭化成の宗猛総監督は「スピードとスタミナを兼ね備えており、今までの選手と次元が違う」と絶賛。本人も「40キロを何度か練習で走ったが、身体への負担は感じない」と発言。

初のフルマラソンでベテラン勢を脅かし、一気に代表候補選手に躍り出る可能性を十分に秘めています。村山選手がどんな走りをするのか、要注目です。

 

その他の有力選手

その他にも、 招待選手の出岐雄大選手 (25)、五ヶ谷宏司選手 (28)、宇賀地強選手(28)、山本浩之選手 (29)、そして、今年の箱根駅伝で活躍した服部勇馬選手(22)、一色恭志選手(21)など、有力選手はたくさんいますが、上記選手で間違いなく日本人選手の上位争いは繰り広げられるでしょう。

 

 

上記を見ると、過去の東京マラソンで自己ベストを出した選手が多くいる事がわかります。それには、東京マラソンは世界トップクラスの海外選手が大勢出るため全体的にハイペースとなり、しかもコースがフラットなため好記録が出やすいという理由があるようです。

 

3日後に迫った東京マラソン2016においても、果たして派遣設定記録(2時間06分30秒)をクリアする選手が現れるのか、そして誰が日本人トップとなりリオ出場へ近づくのか、リオ五輪への選考レースとしても見逃せません。

 

スポンサーリンク

 

 

びわ湖毎日マラソンへエントリーしている代表候補注目選手は?

 

東京マラソンの次に開催される、最後の選考レースは、

 

3月6日(日)開催の「びわ湖毎日マラソン大会」です。

 

びわ湖毎日マラソンにおいても、エントリーをしているリオ五輪代表候補の注目選手についてピックアップしたいと思います。

 

川内優輝選手(埼玉県庁)

まず、こちらの一人目は、ご存知’’最強の市民ランナー’’川内優輝選手(28)です。

川内選手は、東京マラソン2010において、当時無名の市民ランナーながら、優勝した藤原正和選手と17秒差の2時間12分36秒で4位という素晴らしい成績を残しました。

しかし、実はこの時にはそれほどマスコミに取り上げられませんでした。

すると、翌年の東京マラソン2011において、前述の藤原新選手など有力選手を抜きさり、なんと日本人トップとなる2時間8分台で堂々の3位でフィニッシュ。この3位入着で一躍マスコミに取り上げられ有名になりました。

その後は世界陸上などの国際大会に多数出場。2014年の仁川アジア大会では銅メダルを獲得しています。

昨年は、国内1つ目のリオ選考レースである福岡国際マラソンに出場。期待されたものの日本人4番手の総合8位に終わりましたが、その2週間後に行われた防府読売マラソンでは藤原新選手に次ぐ2位で入着し調子を上げています。川内選手のベストタイムは2013年に出した2時間08分14秒です。

 

過去にロンドン五輪落選となった川内選手は、オリンピック出場にかける思いも強く、今年は得意の東京マラソンではなくびわ湖毎日マラソンへのエントリーを決めました。

福士選手の名古屋出場を素晴らしい戦略だとコメントした川内選手の事ですから、今回びわ湖毎日への出場を選んだのは、もしかしたら自身のコンディションなどの理由以外に、リオ出場への戦略を考えての事かもしれません。

「オリンピックへの挑戦はこれが最後のつもり」だと発言する川内選手の、魂のこもった熱い走りが見られることは間違いないでしょう。

 

前田和浩選手(九電工)

二人目は、前田和浩選手(34)です。

前田選手も、東京マラソンに出場経験があり、東京マラソン2009への出場でしたが、なんと初のフルマラソンながら日本人トップとなる2位という素晴らしい結果で有名になりました。

前田選手も世界陸上など数々の国際大会へ出場。そして2度目の東京マラソンとなる東京マラソン2013では、また日本人トップとなる4位でフィニッシュ。その時の2時間08分00秒という記録が自己ベストになっています。

昨年には、2015年世界陸上北京大会に出場。しかし、残念ながらその時は40位という不本意な結果に終わってしまいました。

前田選手もロンドン五輪においては惜しくも代表落選となっており、今回のリオへの思いは川内選手同様強く、上位争いに加わってくることが予想されます。

 

中本健太郎選手(安川電機)

三人目は、中本健太郎選手(33)です。

中本健太郎選手といえば、2012年ロンドン五輪で唯一6位入賞という結果を出しており、その安定した走りに定評があります。

2013年2月には、別府大分毎日マラソンに出場。川内選手と激しい首位争いを繰り広げ、惜しくも川内選手に次ぐ2位でフィニッシュ。この時のタイム2時間08分35秒が中本選手の自己ベストとなっています。

そして、同年8月開催の世界陸上モスクワ大会においては、日本人トップの5位でゴール。この時に中本選手は、川内選手、前田選手、藤原正和選手に勝利しています。

2014年、2015年は怪我や体調不良によりあまり結果を残せていなかったですが、2016年は2月の全日本実業団ハーフマラソンに出走し11位というまずまずの結果を残しています。

今回、久々のフルマラソンとなる中本選手ですが、今回のびわ湖毎日で安定した走りを復活させ、ロンドンに続くオリンピック出場を決めてくるかもしれません。

 

その他の有力選手

その他にも、招待選手である、酒井将規選手(29)、石川末廣選手(36)、足立知弥選手(30)が有力選手とされています。

 

 

※残念ながら招待選手としてエントリーしていた藤原正和選手(34)、山本亮選手(31)の2選手は欠場となってしまいました。(2016/02/26追記)

 

 

 

繰り返しになりますが、びわ湖毎日マラソンは最後の選考レースであり、この大会終了後に、リオ五輪出場の3名が決まる事になります。

選手たちは東京マラソンの結果を知ったうえでの参加となり、オリンピック出場をかけてそれぞれのベストで臨んでくると思われます。

きっと、東京マラソンに負けず劣らずの熱戦が見られるのではないでしょうか。

 

 

まとめ

 

長くなってしまいましたが、以上、東京マラソンとびわ湖毎日マラソンの代表候補注目選手について書かせて頂きました。

 

まずは、3日後に控えた東京マラソンがどのような結果になるのか注目したいですね。

東京マラソンのマラソンスタート時間「2月28日 9:10~」です。

日本テレビ系列にて9時からテレビ放送も決まっています。

 

また男子マラソンにつきましても、新しい情報が入りましたらお伝えさせて頂きます。

 

それでは、最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!

 

 

リオ五輪開幕まであと162日です!

 

 

スポンサーリンク