女子水球 日本代表が出場する世界最終予選の対戦国は?日程は?
こちらの記事では、
2016リオデジャネイロオリンピックの女子水球に関連して、日本代表「女子ポセイドンジャパン」が出場する世界最終予選の対戦国と日程などについてお伝えしたいと思います。
女子水球日本代表の近況は?ワールドリーグとは?
以前の記事では、女子水球日本代表のリオ出場条件について、また、リオ五輪女子水球本大会の出場国と競技日程などについて取り上げさせて頂きましたが、
こちらの記事では、まず女子水球日本代表の近況について書かせて頂きます。
女子水球日本代表は2月16日~2月22日までアメリカのルイビルにて行われたFINA水球ワールドリーグ予選に出場していました。
ワールドリーグとは、水球においてオリンピック、世界選手権に並ぶ世界三大大会ということで、水球選手にとっては憧れの舞台の一つになります。
日本代表が出場した予選大会は、欧州以外のチームが出場、日本はアメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、中国、ブラジルの5チームと決勝進出を賭けて戦いました。
今回のワールドリーグでの日本の登録メンバーは下記の13名でした。
【GK】三浦 里佳子(26)、青木 美友(22)
【FP】曲山 紫乃(28,主将)、中野 由美(29)、坂上 千明(19)、細谷 香奈(21)、風間 祐李(19)、鈴木 琴莉(19)、森 翼(24)、 高橋 綾佳(23)、橋口 明希(22)、徳用 万里奈(20)、稲場 朱里(18)
※敬称略
昨年12月のアジア選手権時の登録メンバーとほぼ同じメンバーでの出場でした。
唯一、中田 萌選手から風間 祐李選手へのメンバー変更がありました。
そして、このメンバーで挑んだ大会の結果はというと、
残念ながら6戦して、0勝6敗で終えてしまいました。
※ブラジルとは5位決定戦として最終日に2度目の対戦をしました。
とても残念な結果で終えてしまった日本でしたが、アメリカ合衆国とオーストラリアは前回の記事でも書かせて頂いた通りオリンピック優勝候補であり、実は中国、カナダにおいても世界ランクのトップ10に入る強豪国となります。
そのため、強豪国揃いの大会でのこの結果は仕方がなかったと言えるかもしれません。
唯一ブラジルは日本とランキングで同等の実力でありましたが、5位決定戦では、8-9のスコアで惜しくも敗戦という内容でした。
出場した選手の皆さんはとても悔しい思いをしたと想像できますが、是非3月の世界最終予選ではリオ出場を決めて、本大会でブラジルへリベンジをして頂きたいと思います。
そして、明るい情報も書かせて頂きたいと思いますが、今大会においての日本の得点は、まず曲山選手が6得点、中野選手が7点、とやはりベテラン選手の活躍がありましたが、一方で、現在大学生の橋口選手が6得点、そして、なんと現在高校生でチーム最年少である稲場選手が7得点と中野選手と並ぶチーム最高得点を挙げています。
稲場選手はきっと近い将来女子水球日本代表の中心になるであろうことを感じさせます。
そして、加藤英雄監督のもと、若手選手が育ってきている背景も感じられますね。
4年後の2020年東京五輪においては、稲場選手をはじめ現在の学生選手達がきっと大活躍しているのではないでしょうか。
リオ出場をかけた世界最終予選の日程は?対戦国は?
そして、女子日本代表「女子ポセイドンジャパン」が次に迎える大会は、
リオオリンピック出場をかけた女子水球世界最終予選になります。
開催地はオランダのゴーダ、
そして、その日程は、現地時間で3月21日~3月28日までと決まっています。
前回も書かせて頂きましたが、世界最終予選への参加国は日本を含め12チーム、そしてそのうち上位4位までに入ったチームがリオ五輪出場権を獲得となります。
世界最終予選への参加国は下記の12カ国です。
開催国:オランダ、イタリア、スペイン、ギリシャ、ロシア、フランス、
日本、アメリカ合衆国、カナダ、キューバ、南アフリカ共和国、ニュージーランド
対戦方式はまず6カ国ずつで2グループに分かれ、それぞれリーグ戦を行う。そして、その上位4チームが準々決勝に出場となり、トーナメント方式で順位を決めるというものになっています。
既に日本はグループAに入る事が決定しており、同じグループの対戦国も下記の5カ国で決定しています。
Aグループの6チームは下記になります。
日本、スペイン、南アフリカ共和国、カナダ、ギリシャ、アメリカ合衆国
先日のワールドリーグ予選で大敗を喫したアメリカ合衆国とカナダが同じグループに入ってしまったのは、運が悪かったかもしれません。そして、唯一南アフリカ共和国にはランキングで勝っていますが、スペインとギリシャもランキングで日本を上回る強豪国です。
そして、日本の初戦の相手はアメリカ合衆国であり、3月21日に第1戦が行われます。
その後日本の試合は、3月22日にスペイン戦、23日に南アフリカ戦、24日にカナダ戦、25日にギリシャ戦と5試合をこなすことになります。
相当厳しい戦いが待ち受けてるのは間違いないですが、しかし、最終予選にかける選手達の意気込みは相当なものであり、加藤監督も「かみついてでも行ってほしい」とリオ出場を強く願い指導に当たっています。
世界最終予選まで一カ月を切りましたが、これから女子日本代表は最終調整を行い、1カ月後にはオランダで大会に臨んでいることになります。
昨年のラグビー日本代表のように、そして、男子ポセイドンジャパンのように奇跡的な勝利を信じて頑張ってほしいですね。
女子ポセイドンジャパンに関しても、また情報が入りましたらお伝えさせて頂きます。
それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました!
リオ五輪開幕まであと163日です!
2016/03/23追記
女子水球日本代表は、21日アメリカと対戦し1-18で敗戦。22日はスペインと対戦し6-23で敗戦となっています。
23日の南アフリカ戦でなんとか弾みをつけて、カナダ戦、ギリシャ戦と奇跡を起こしてほしいですね。
2016/03/24追記
女子水球日本代表は、23日南アフリカと対戦し15-6で勝利しました!
これで、日本は通算成績1勝2敗とし、リーグ戦突破へ望みをつなぎました。
引続き応援しましょう!
2016/03/25追記
女子水球日本代表は、24日カナダと対戦し7-15で敗退。
これで、日本は通算成績1勝3敗となり、グループ5位が確定。
残念ながらリオ五輪出場は逃してしまいました。
とても残念な結果に終えた女子ポセイドンジャパンですが、やはり初戦の大差での敗退が響いたところもあると思われます。
この雪辱は是非2020年東京五輪で果たして頂きたいですね。