U-23日本代表、リオ五輪までの今後の予定試合・日程は?トゥーロン国際大会とは?
こちらでは、リオオリンピックのサッカーに関連して、U-23日本代表の今後の予定試合・日程についてと、5月に行われる2016トゥーロン国際大会について取り上げさせて頂きます。
※こちらの記事は、リンクを追加させて頂きました。
トゥーロン国際大会2016の結果・速報については下記の記事を是非ご覧下さい↓
U-23日本代表、3月にU-23メキシコ代表と対戦決定
前回王者U-23メキシコ代表との国際親善試合について
2016年1月、アジア最終予選にて優勝しリオ五輪出場を決めたU-23日本代表ですが、実は手倉森監督は帰国後、すぐ次の戦いへと目を向けていたようです。
当初から3月には海外遠征をすると決めていたようですが、手倉森監督は帰国後改めて、日本サッカー協会に「3月の遠征ではなるべく五輪出場している強豪国と手合わせしたい」と直訴したとのことです。
そして、先日その対戦相手のうち1チームが決定したと日本サッカー協会のHPにて発表がありました。
その相手は、なんと2012年ロンドン五輪優勝チームであるU-23メキシコ代表です。
試合日程は3月25日(金)、開催地はポルトガルのリスボンにて行われるようです。
U-23メキシコ代表のメンバーは、もちろんロンドン五輪時のメンバーとは異なりますが、リオ五輪北中米カリブ海予選で優勝し順当に五輪出場を決めており、今回もロンドン五輪同様、注目すべきチームに仕上がっているようです。
ちなみに2016年2月現在のFIFAランキングでは、メキシコは22位、日本は58位です。
下記はメキシコ代表との対戦を受けての、手倉森監督のコメントになります。
前回オリンピックの金メダリスト国に対して、自分たちの現在地をはかれるゲームとなります。アジアチャンピオンとしてメキシコに対して何ができるのか、とにかくトライするのみです。そして、アジア以外の国で、アジア以外の国と戦い。U-23日本代表の選手たちの適応力を見たいと思います。メキシコについては、背格好が日本人と似ているが世界の強豪国として名を馳せている見習うべき国、という印象を持っています。最後に、貴重なインターナショナルマッチウィークの期間に、このカテゴリーに対して活動機会を与えてくれた日本サッカー協会、選手の派遣に協力してくれるJリーグクラブに感謝致します。
手倉森監督のコメントからも、1月の帰国時に理想としていた強豪国との対戦が叶ったことへの喜びと感謝、そして強豪メキシコとの試合に向けての意気込みを感じる事ができますね。
アジアの国と戦ってきた日本が、この時期に海外でアジア以外の強豪国と戦えるということは、U-23日本代表の長所・短所を見直すうえで、とても良い強化試合が組めたと感じます。
U-23日本代表が果たして、前回王者にどこまで通じるのか。勝利することはできるのか。今から楽しみですね。
U-23日本代表の今後のスケジュールは?
そして、U-23日本代表ですが、メキシコとの対戦を終えた後のスケジュールも決まっているようです。
実はメキシコ戦の後に3月29日(火)にも国際親善試合の予定があります。しかし、こちらはまだ対戦国は決定していないようです。
4月には国内合宿を予定しており、もしかするとここからオーバーエイジ枠の選手も招集する可能性があるとのことです。この時期にはリオ五輪本大会の組み合わせ抽選会も予定されており、ここでグループリーグでの日本の対戦国が決まります。
そして、5月にはフランスで開催される「トゥーロン国際大会」へ出場を予定しています。トゥーロン国際大会については次の項目で詳しく書かせて頂きます。
6月にも国際親善試合を組む予定があるようですが、6月10日がオーバーエイジの選手選定のタイムリミットとのことで、この時期には代表候補選手もかなり絞り込まれているのではないでしょうか。
リオ五輪開催の前月となる7月下旬には、18名の出場メンバーも決まり、直前合宿へと入ることになります。
メキシコ戦以降は毎月U-23日本代表の動向が見逃せないですね。
次の項目では、リオ五輪へ向けて大きな前哨戦になるであろうトゥーロン国際大会について触れてみたいと思います。
トゥーロン国際大会とは?
トゥーロン国際大会とは、毎年フランスにて開催されているU-23世代のサッカーの国際大会です。
日本は2000年に初参加していますが、2007年大会まではU-21世代が対象であったため、2000年時は大学選抜メンバーでの参加でした。
そして、2008年大会からU-23世代対象の大会に変わったため、トゥーロン国際大会はオリンピック前の重要な前哨戦という位置づけの大会へと変わりました。
2008年時には、本田圭佑選手、岡崎慎司選手、森重真人選手、森本貴幸選手など北京五輪出場メンバーがそのまま大会に臨んでいます。
そして、2016年のトゥーロン国際大会の開催日程ですが、2016年5月18日~5月29日(現地時間)と決まっています。
トゥーロン国際大会の出場国ですが、近年の大会では10カ国で行われており、今年も10チームでの対戦となると考えられます。
今のところ出場が決まっているのは、下記の6カ国です。
フランス、日本、メキシコ、ポルトガル、ナイジェリア、イングランド
強豪国ばかりが揃っている印象ですよね。日本はここでもまたメキシコと戦える可能性もあり、そしてポルトガル、ナイジェリアといったリオ五輪本大会で戦う可能性のあるチームと本番前に戦えるチャンスもあります。
そして、フランス、イングランドは言わずもがなの強豪国ですので、日本にとっては、これ以上ない強化試合となりそうですね。
トゥーロン国際大会への登録メンバーは20名のみという事で、この時点で果たして誰が選出されるのか、今後の生き残りを賭けたチームメンバー同士の戦いも見逃せません。
アジア最終予選でMVP級の活躍をした室屋成選手(21)が先日左足小指骨折したとの報道があり、U-23日本代表の今後にとっても心配な出来事でしたが、2月19日に手術を行い無事成功したという事で、個人的にも一安心しました。
報道のとおり全治3カ月であれば、トゥーロン国際大会には残念ながら間に合わない可能性が高いですが、リオ五輪本番へはきっと万全な状態で出場して活躍してくれることでしょう。
一日も早く復帰してくれる事を祈りたいですね。
U-23日本代表、そしてリオ五輪サッカーについても、また新しい情報が入りましたらお伝えさせて頂きます。
それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました!
リオ五輪開幕まであと167日です!