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リオ五輪、フェンシング 日本代表と太田雄貴選手の出場は?

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 こちらの記事では、2016リオデジャネイロオリンピック フェンシングに関連して、日本代表と太田雄貴選手の出場について、またその出場条件について取り上げさせて頂きます。

※2016/04/11、リオ代表6名が確定したため、こちらの記事は更新させて頂きました。リオ五輪内定者一覧も最後に追記させて頂きました。

 

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オリンピックにおけるフェンシングについて

オリンピックでのフェンシングの歴史

 

オリンピックのフェンシングといえば、2008年北京五輪での太田雄貴選手の銀メダル、そして、2012年ロンドン五輪での太田選手擁する男子フルーレ団体日本の銀メダルを思い浮かべる方も多いと思います。

個人的な話ですが、実際、私も北京五輪での太田選手の活躍によって、フェンシングを初めて知りました。

 

日本ではまだまだマイナースポーツと呼ばれるフェンシングですが、ヨーロッパにおいてはやはり歴史の深いメジャーなスポーツです。西洋の発祥であろうことは一目でわかりますが、やはり中世ヨーロッパの伝統的剣術から由来するみたいですね。

 

発祥地は諸説あるようですが、フランスによって20世紀前半に競技として明確にルール付られ、フランスではフェンシングは国技になっています。

現在においても、フランス・イタリア・ハンガリーのヨーロッパ国がフェンシング強豪国と呼ばれるようですね。

 

そして、近代オリンピックにおけるフェンシングの歴史ですが、なんと第1回目の1896年アテネオリンピックから正式種目として採用されています。

1896年アテネオリンピックでは競技数としては8競技しかなく、当然サッカーなども入っておりませんでした。このことからもフェンシングの歴史を感じることができますが、フェンシングは1896年アテネオリンピックから今回のリオオリンピックに至るまで、ずっと正式種目として採用されており、国際的にも一目置かれているスポーツであるということがわかります。

 

フェンシングのオリンピックにおける種目は?

 

フェンシングの種目は大きく「エペ」「フルーレ」「サーブル」の3つに分けられますが、

 

今回のリオ五輪における種目としては、下記の10種目が行われます。

・個人種目

「男子エペ個人 」「男子フルーレ個人」「男子サーブル個人」

「女子エペ個人」「女子フルーレ個人」「女子サーブル個人」

・団体種目

「男子エペ団体」「男子フルーレ団体」「女子エペ団体」「女子サーブル団体」

 

近年のオリンピックにおいて、フェンシングの団体種目は4種目での採用が決まっており、毎回採用種目が変わっています。リオ五輪では「男子サーブル団体」と「女子フルーレ団体」が採用されませんでした。

そして、次の2020年東京五輪においては「男子フルーレ団体」と「女子エペ団体」が採用されない事が決まっています。

 

「エペ」「フルーレ」「サーブル」の種目の違いにおいては、下記の日本フェンシング協会のHPをご参照ください。

 

フェンシングについて | 公益社団法人 日本フェンシング協会 公式サイト

 

「有効面」「攻撃権」「剣技」の違いによって種目が分かれている事がわかりますね。

 

フェンシングを初めて見た時には、あまりのスピードにどうなって勝負が決定しているのかわからなかったものですが、選手はあの一瞬で攻撃権などを判断し、相手の次の一手を読み、限られた部分へ攻撃しているという事を考えると、改めてフェンシングの選手の凄さが感じられますね。

 

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フェンシング日本代表の個人・団体の出場は?

 

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出典元:公益社団法人 日本フェンシング協会 公式サイト | JAPAN FENCING FEDERATION / FEDERATION JAPONAISE D'ESCRIME

 

 

リオ五輪フェンシング団体種目の出場条件は、2016年4月4日付の世界ランキングで4位以内、もしくは大陸別ランキングで最上位になる事と定められており、

 

今月、ランキングを決定づける最終選考に当たるワールドカップが男女ともに行われ、日本代表も出場しましたが、男女ともに惜しくも敗退。

 

残念ながら日本代表は団体種目でのリオ五輪出場を逃してしまいました。

 

団体での出場が決定したチームは、同じ種目の個人種目においてもそのまま3名が出場できることになっており、団体で出場できないチームは個人種目では1名しか出られないため、この差は大きく、日本にとっては悔しすぎる敗退となりました。

 

この結果をうけて、日本チームは現在、各個人種目でのリオ五輪出場獲得をめざして、動き始めています。

 

 

各個人種目において、日本代表選手がリオ五輪に出場するための出場条件ですが、種目によって分かれています。

 

まず、今回団体種目にも採用されていた「男子エペ個人」「男子フルーレ個人」「女子エペ個人」「女子サーブル個人」においての出場条件は下記になります。

(1)2016年4月4日付の世界ランキングで大陸別(アジア・オセアニア)で2位以内の選手(団体での出場が決定している選手を除く)

(2)2016年4月に開催される大陸別(アジア・オセアニア)予選の優勝選手(団体で出場が決定している選手と、上記ランキング2位以内の選手を除く)

 

 そして、今回団体種目が無い「男子サーブル個人」「女子フルーレ個人」の出場条件は下記になります。

(1)2016年4月4日付の世界ランキングで14位以内の選手

(2)2016年4月4日付の世界ランキングで大陸別(アジア・オセアニア)で2位以内の選手(上記世界ランク14位内の選手を除く)

(3)2016年4月開催の大陸別(アジア・オセアニア)予選で3位以内の選手(上記世界ランク14位内の選手と、大陸別2位内の選手を除く)

 

 

現在、日本代表でこの条件に当てはまる選手は、やはりというべき、太田雄貴選手(30)です。

 

太田選手は、東京五輪招致アンバサダーとしても有名でありましたが、招致活動のために1年間フェンシング選手としての活動を休止していました。一部では、一年間のブランクもあり、ピークは過ぎてしまったのではないかと噂されましたが、なんと昨年、2015年7月の世界選手権で優勝。現在の世界ランキングにおいても2位となっています。

 

リオ五輪出場は決定的な状況であり、太田選手には個人として再度のメダルの期待がかかっています。

 

そして、もう一人条件を満たしている選手が、見延和靖選手(28)です。

 

見延選手は2015年11月のワールドカップでエペ種目における日本人初となる優勝を飾っています。現在世界ランキングでは12位、大陸別ランキングで2位となっており、恐らく出場は間違いないと思われます。

見延選手は、太田選手から以前「フルーレをやれ」と誘われたことがあり即断ったという話もあります。エペ種目での日本のエースとしてきっとリオ五輪でも活躍してくれるでしょう。

 

女子選手では、現状上記の出場条件を満たす選手はいませんが、大陸別予選において出場を決める選手もきっと出てくると思われます。

 

最近では、東京五輪でヒロインになる有望選手として、宮脇花綸選手(19)が人気急上昇とのことですが、リオ五輪出場もまだ可能性はあるのではないでしょうか。

 

東京五輪においてもきっと注目されるであろうフェンシングですが、東京五輪に繋がるよう一人でも多くの選手がリオへと出場を決められることを祈りたいですね。

 

 

またフェンシングについても、新しい情報が入りましたらお伝えさせて頂きます

 

それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました!

 

リオ五輪開幕まであと166日です!

 

 

2016/04/05追記

4/4付の世界ランキングにより日本代表選手4名のリオ五輪出場が確定しました。

男子はフルーレの太田雄貴選手、エペの見延和靖選手、女子はエペの佐藤希望選手とサーブルの青木千佳選手の出場が決定となりました。

太田選手はこれで4大会連続オリンピック出場が決定しました。

 

2016/04/11追記

4月11日、アジア・オセアニア最終予選が中国で行われ、男子サーブルの徳南堅太選手と女子フルーレの西岡詩穂選手が出場権を獲得、代表に内定しました。 

 

リオ五輪出場内定者一覧

フェンシングのリオ五輪個人種目の内定者一覧です。

種目名前年齢所属
男子フルーレ 太田 雄貴 30 森永製菓
男子エペ 見延 和靖 28 NEXUS
男子サーブル 徳南 堅太 28 デロイトトーマツコンサルティング
女子フルーレ 西岡 詩穂 27 NEXUS
女子エペ 佐藤 希望 29 大垣共立銀行
女子サーブル 青木 千佳 26 NEXUS

 

 

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