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世界卓球2016 女子日本代表は悲願の金メダルなるか?今後の予定と世界ランキングは?

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 こちらの記事では、現在行われている2016世界卓球選手権クアラルンプール大会に関連して、女子日本代表の決勝についてと、今後の予定、世界ランキングなどについて書かせて頂きます。

 

 

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世界卓球2016 日本代表、女子は決勝進出!男子も準決勝へ

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出典元:世界卓球2016マレーシア|テレビ東京

 

 現在クアラルンプールにて開催されている世界卓球2016。今年は偶数年ということで、団体戦が行われていますが、男女ともに毎日とても白熱した試合が続いていますね。

 

3月3日(木)に行われた女子 準々決勝「日本 vs ドイツ」。

リーグ戦で敗れたドイツに3-0でストレート勝ちし、見事準決勝へと駒を進めた日本ですが、雪辱を晴らしうれし涙を流す福原選手の姿はとても感動的でした。

 

そして、本日、3月4日(金)に行われた女子 準決勝「日本 vs 北朝鮮」。

プレッシャーからか珍しく硬くなった様子の伊藤美誠選手が初戦を落としてしまい、少し不穏な空気が流れる始まりでしたが、石川佳純選手がいつもの安心感ある危なげない勝利を挙げると、福原愛選手も完全に自信を取り戻したプレイで後輩をサポ―トする勝利を掴みます。そして、再び順番が回った伊藤選手。普通の15歳なら絶対気負いしてしまう場面ですが、伊藤選手はやはり普通ではありませんでした。1-1のゲームカウントで迎えた第3ゲームでは18-20という大接戦を落としてしまいましたが、そこから気迫のこもったプレイで2ゲーム勝ち取り大逆転での勝利を挙げました。

そして、この勝利により日本女子チームは見事世界卓球の決勝へ進むことが決定となりました。

 

試合後の伊藤選手の涙と「頭がクラクラします」というコメントも印象的でしたが、こちらの試合も本当に感動的な試合でした。

福原選手、石川選手、伊藤選手の3選手は、とても良いバランスを感じますしそれぞれのキャラクターも良くて、とても応援したくなりますよね。

 

 次の決勝の相手は中国と台湾の勝者ということですが、間違いなく中国が勝ち上がってくるでしょう。

今回の中国の女子メンバーは、

 

劉 詩文(りゅう しぶん・24歳・世界ランク1位)、

丁 寧(てい ねい・25歳・世界ランク2位)

朱 雨玲(しゅ うれい・21歳・世界ランク3位)

陳夢(ちぇん むん・22歳・世界ランク6位)

李 暁霞(り ぎょうか・28歳・世界ランク7位)

 

の5選手であり、世界トップ3を含んだ世界一のチームと日本は対戦することになります。

そして、トップ3である劉詩文選手、丁寧選手、朱雨玲選手との過去の対戦では福原選手、石川選手ともに大きく負け越している現状であり、中国に勝つことは難しいというのが大方の予想でもあります。

しかしながら、今回の日本女子チームには団結力と勝ち切る強さがあり、中国相手でもきっと良い勝負をしてくれることと思います。

 

1971年名古屋開催だった世界卓球での金メダル以来、45年ぶりの金メダルを日本へきっともたらしてくれるのではないでしょうか。

 

3月6日の決勝戦は絶対見逃せないですね。

 

 

そして、男子日本チーム(水谷隼選手、丹羽孝希選手、吉村真晴選手)も本日、準々決勝で香港に勝利して準決勝進出を決めました。

男子はこれで5大会連続となるメダル確定という事で、女子チームの活躍の影に隠れてしまいがちですが、日本男子チームも世界の強豪国として安定した強さを誇っている事は注目しなければいけません。

3月6日(日)には男女そろって決勝で戦う姿が見れることを期待しつつ、明日の男子のイングランドとの準決勝も応援したいですね。

 

 

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男女卓球日本代表チームの今後の予定は?

 

日本代表チームですが、世界卓球後もゆっくり休む間もなく国際大会が続きます。

 

まずは、ITTFワールドツアー2016・クウェートオープン(2016年3月16日~3月20日、開催地:クウェート市)に出場することになります。

クウェートオープンでは、男女シングルス、男女ダブルス、男女シングルス(21歳以下)の試合が行われます。

クウェートオープンの参加予定選手は下記になります。

男子チーム :水谷 隼(26歳・7位)、 丹羽 孝希(21歳・14位)

         大島 祐哉(21歳・20位)、吉村 真晴(22歳・24位)

         松平 健太(24歳・28位)、森薗 政崇(20歳・31位)

         緒方 遼太郎(17歳、182位)、龍崎 東寅(17歳、ランク無し)

 

女子チーム :福原 愛(27歳・4位)、石川 佳純(23歳・5位)

         伊藤 美誠(15歳・12位)、 平野 美宇(15歳・21位)

         石垣 優香(26歳・31位)、佐藤 瞳(18歳・32位)

         森薗 美咲(23歳・41位)、橋本 帆乃香(17歳・43位)

         浜本 由惟(17歳・48位)、 加藤 美優(16歳・52位)

         早田 ひな(15歳・55位)  

※敬称略  ※カッコの左は年齢、右は2016年2月時点の世界ランキング

 

クウェートオープンを終えるとすぐさま、ITTFワールドツアー2016・カタールオープン(2016年3月23日~3月27日、開催地:ドーハ)へ参加する予定になっています。カタールオープンでも、男女シングルス、男女ダブルス、男女シングルス(21歳以下)の試合が行われます。

※参加選手は、クウェートオープンと同じメンバーとなっています。

 

 

そして、その後少しの休暇を得た日本代表は、リオ選考大会となるアジア大陸予選大会(2016年4月13日~4月17日、開催地:香港)へと臨むことになります。

この大会は男女シングルスの大会であり、水谷選手、丹羽選手、福原選手、石川選手は、アジア大陸予選大会で上位11位まで入る事ができれば、リオ出場内定となります。

 

アジア大陸予選大会を終えても、日本代表にはまたすぐ試合が待っています。

香港の次はポーランドへと渡って、ITTFワールドツアー2016・ポーランドオープン(2016年4月20日~4月24日、開催地:ワルシャワ)に参加する事が決まっています。

こちらも、クウェートオープン、カタールオープンと同じ種目で大会が行われます。

※参加メンバーは、クウェートメンバーとほぼ同じメンバーで参加予定となっています。

 

 

卓球の選手も、ゴルフの選手やテニスの選手と同じように、世界中をまわって一年中大会に参加していることが改めてわかりますね。

 

5月以降の予定は今のところ明らかにされていないですが、5月末には男女日本代表の個人・団体ともにリオ出場内定が決まっており、6月以降は、男子チームの水谷選手、丹羽選手、吉村選手、女子チームの福原選手、石川選手、伊藤選手は本格的なリオ五輪へ向けた調整へと入ることになるでしょう。

 

惜しくも今回リオ候補メンバーに選出されなかった平野美宇選手や、浜本由惟選手といった選手を始めとする若手選手は、次の東京五輪出場へと、それぞれの道筋を描き始めることになるかもしれません。

 

 

日本代表 個人・団体の世界ランキングについて

 

卓球選手の個人の世界ランキングは、国際卓球連盟(ITTF)が毎月1回発表するものであり、それぞれの選手が保持するランキングポイントの数値が大きい順に並べたものとなっています。

ポイントについての詳細な説明は割愛させて頂きますが、「レーティングポイント」と「ボーナスポイント」というふたつのポイントから構成されており、レーティングポイントは勝利を挙げることにより加算され、ボーナスポイントは大会の格付けと順位によって加算されるものです。

 

上述の通り、リオ候補選手の世界ランクは2016年2月の時点で、

男子は、水谷選手が7位、丹羽選手が14位、吉村選手が24位となっており、

女子は、福原選手が4位、石川選手が5位、伊藤選手が12位という順位になっています。

 

実は、今行われている世界卓球での一つ一つの試合も対象試合であり、勝てば勝つほどポイントが加算されるという事になります。そして、男女ともに、もし中国を倒して優勝という事になれば、福原選手、石川選手については、3位以内に入ってくる可能性も考えられます。

 

ワールドツアーももちろん世界ランキングに影響のある大会であり、きっと男女とも日本代表選手はこれからランキングを上げてくることが期待されます。

 

 

そして、団体のランキングである、チーム世界ランキングの決め方ですが、それぞれの国のランキング上位3選手による、仮想された総当り団体戦(ABC-XYZ方式)で、すべてランキング上位の選手が勝利すると仮定したシミュレーションの結果によって決められているとのことです。

2016年2月の時点で、チームランキングでは、日本は男子が3位、女子が2位となっていますが、こちらは、もし、世界卓球で中国を破り優勝を果たしただけではランクを上げることはできず、チームの3選手が個人の世界ランキングで、いかにランキングを上げられるかがポイントになります。女子においては、仮に福原選手と石川選手の二人が個人のランキングでトップ3に揃って入ることができれば、その時に日本もチームランクで中国から一位の座を奪えることとなると言えるでしょう。

 

 

いずれにしても、とても素晴らしい結果を残し続けている日本代表チームには、リオ五輪本番でも男女ともに大いにメダルの期待ができるでしょう。

 

そして、話は戻りますが、明日行われる世界卓球 男子準決勝と、明後日行われる女子 決勝、そしてきっと日本が出場するであろう男子決勝も見逃せません。

 

リオ五輪の前に大きな弾みとなる男女そろっての世界大会金メダルを願いつつ、日本チームを応援したいですね。 

 

また卓球につきましても、新しい情報が入りましたら、取り上げさせて頂きます。 

 

それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました!

 

リオ五輪開幕まであと154日です!

 

 

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