スポーツサテライツニュース!

様々なスポーツに関しての気になる情報をお伝えさせて頂きます。

リオ五輪 女子柔道の日本代表注目選手と金メダル候補まとめ

f:id:rio-olympic:20160301204059j:plain

 こちらの記事では、2016リオデジャネイロオリンピック 柔道に関連して、女子日本代表の注目選手・金メダル候補について書かせて頂きたいと思います。

※2016/08/06、下記のリンクを追加させて頂きました。

 

※リオ五輪柔道 男子女子日本代表の結果速報・最新情報については下記の記事に掲載させて頂きますので、こちらも是非ご覧下さい↓

【柔道】リオオリンピック 男子女子日本代表の結果速報・メダルまとめ - リオ五輪2016まであと〇〇日!

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

女子柔道 リオ五輪日本代表選手について<2016/04/17更新>

 

前回の記事では、男子柔道日本代表の注目選手・金メダル候補について書かせて頂きましたが、

rio-olympic.hatenablog.com

 

こちらでは、女子柔道リオ日本代表7名の選手情報を掲載させて頂きます。

 

 

近藤 亜美選手<女子48kg級>
f:id:rio-olympic:20160403194722j:plain
出典元:http://www.tv-tokyo.co.jp/yomu/smp/special/74/

 

女子48kg級は、近藤亜美選手(20歳、三井住友海上)です。

得意技:内股、払腰。

近藤選手は、小学生の頃からその才能を発揮し、柔道少女として注目されていました。

小・中・高と活躍を続け、高校3年生の時には初出場の2013グランドスラム東京にて、準決勝でロンドン五輪金メダルのサラ・メネゼス、決勝では世界王者のムンフバット・ウランツェツェグを次々と倒し、初優勝。一躍注目を集めました。

そして、2014年世界選手権で、19歳にして優勝し世界王者となっています。

2014年のグランドスラム東京では、元世界王者浅見八瑠奈選手と決勝で対戦し、見事優勝し連覇を達成。この頃から、本格的な浅見選手との48kg級のリオ代表を賭けた争いが始まっていますが、2014年末には世界王者になり勢いに乗る近藤選手が一歩リードといった様相でした。しかしながら、2015年には近藤選手も苦難の時期を経験することになります。

2015年2月のグランプリ デュッセルドルフ、5月のワールドマスターズと続けて初戦敗退に終わり、連覇がかかった8月の世界選手権は銅メダルに。近藤選手自身も「五輪代表争いはもう無理かも」と諦めそうになった時期があった事を後に語っています。

しかし、20歳の元世界王者は、得意のグランドスラム東京でまた復活を果たします。決勝で、再び浅見選手から一本勝ちで勝利し、3連覇となる優勝。

そして、見事全日本選抜体重別選手権でも優勝を決め、激戦区の48kg級で嬉しいリオ五輪内定となっています。

若さと勢いのある近藤選手は、きっとリオでも活躍してくれることでしょう。

 

 

中村 美里選手<女子52kg級>
f:id:rio-olympic:20160403195109j:plain
出典元:http://www.judo-ch.jp/result/wjc/2015/interview/nakamura/

 

女子52kg級は、中村美里選手(26歳、三井住友海上)です。

得意技:小外刈り。

中村選手は、高校1年生時、初の国際大会となる福岡国際女子柔道の48kg級で優勝し、一躍「谷亮子選手の後継者」として有名になりました。その後も48kg級で活躍を続けますが、しばらく減量苦に悩まされていた中村選手は、北京五輪出場のため高校3年生時に52kg級に転向を決めます。

すると、52kg級で思う存分その才能を発揮し始め、19歳の時に念願の北京五輪へ出場。初のオリンピックで銅メダルを獲得しました。そして、2009年世界選手権で優勝し、初の世界王者に。その後史上初となるグランドスラム大会全制覇という偉業を成し遂げます。

絶対的な王者となった中村選手は、2010年の東京開催の世界選手権では銀メダルに終わったものの、2011年の世界選手権で再び優勝し王者に返り咲きます。

そして、世界王者として金メダル間違いなしと言われた中、出場したロンドン五輪でしたが、初戦となる2回戦でまさかの敗退。中村選手にとってかつてないような悔しい敗戦となりました。

その後は、怪我にも悩まされ苦難の時期が続いた中村選手ですが、2014年から徐々に復活の兆しを見せます。そして、2015年世界選手権にて見事復活となる3度目の世界王者に。12月のグランドスラム東京も優勝した中村選手は、順当に全日本選抜体重別選手権も優勝しリオ五輪内定となりました。

 

ロンドン五輪での雪辱を果たすべくリオへと向かう王者中村選手には、期待せずとも金メダルの結果がもたらされる状態にあると思われます。女子柔道で今一番金メダルに近いのは間違いなく中村選手と言えるでしょう。

 

 

松本 薫選手<女子57kg級>
f:id:rio-olympic:20160403200756j:plain
出典元:http://beneseed-staff.jp/blog-entry-41.html

 

女子57kg級は、松本薫選手(28歳、ベネシード)です。

得意技:大外刈り、寝技、足技、袖釣込腰。

松本選手といえば、言わずと知れたロンドン五輪女子57kg級の金メダリストです。その鋭い眼光とギャップのある性格も相まって一躍有名人になりました。

2010年には世界選手権も制しており、中村選手に続く2人目のグランドスラム全制覇を成し遂げています。

ずっと華々しい活躍をしているイメージがありますが、2012年末には右肘を手術し、その後休養を余儀なくされています。復活してからも、2014年の世界選手権は2回戦敗退など、イメージとは違って苦しい時期もたくさん経験されたようです。

そして、苦難の時期を乗り越えた松本選手は、2015年、世界選手権で優勝し復活を告げました。残念ながら12月のグランドスラム東京は2回戦敗退となりましたが、今年2月のグランプリ デュッセルドルフでは再び優勝。

調子を取り戻したように見えましたが、全日本選抜体重別選手権では準決勝で石川慈選手に敗れました。敗因について、観客席からの「待て」の声を勘違いして力を緩めてしまったと語った松本選手。

選抜体重別は悔いの残る結果で終わりましたが、過去の戦績から今回リオ五輪内定が決定、世界王者のリオでの復活に期待がかかります。

 

リオ五輪終了後に引退することを表明している松本選手。オリンピック連覇を果たし、自身の引退に華を添えられるのか、要注目です。

 

 

スポンサーリンク

 

 

田代 未来選手<女子63kg級>
f:id:rio-olympic:20160403201342j:plain
出典元:http://www.tv-tokyo.co.jp/judo/judogs2015/player/28/?cd=women

 

女子63kg級は、田代未来選手(21歳、コマツ)です。

得意技:足技・内股・大内刈り。

田代選手は、幼い頃から52kg級の中村美里選手と親交があり、一緒の道場で練習していたようです。その影響もあり、田代選手は小学生の時からその才能を遺憾なく発揮していました。活躍を続ける田代選手は、高校1年時に出場した世界ジュニアにおいて優勝。16歳にして世界一となりました。

順風満帆な柔道人生を送っていた田代選手ですが、高校2年生の時に試合中に左膝前十字靭帯断裂の大ケガを負ってしまいます。人生初ともいえるネガティブな時期を経験した田代選手は、長いリハビリを終え復帰した後もしばらく勝ちきれない時期が続いていました。

しかし、2014年、世界選手権代表に選ばれると銅メダルを獲得。2015年にはワールドマスターズ優勝。そして、2015年の世界選手権も銅メダル獲得と、完全復活を印象づける活躍を見せています。

全日本選抜体重別選手権では準決勝敗退となり3位に終わりましたが、世界選手権の成績などから今回リオ五輪内定となりました。

同じ階級でアテネ五輪・北京五輪の2連覇を果たした谷本歩実氏に憧れを抱く田代選手は、リオで谷本氏に続く63kg級のメダルを獲得できるのか。

こちらも注目が集まります。

 

 

田知本 遥選手<女子70kg級>
f:id:rio-olympic:20160403210026j:plain
出典元:http://s.judo-ch.jp/olympic/photo/women/

 

女子70kg級は、田知本遥選手(25歳、綜合警備保障)です。

得意技:大外刈り、寝技。

田知本遥選手は、ロンドン五輪70kg級代表選手としても有名ですが、78kg超級の田知本愛選手との田知本姉妹としても有名です。

幼い頃から柔道を始めた田知本選手は、中学からその才能を発揮。中学1年生で全国3位、2年生では全国2位となっています。

高校は姉の愛選手と同じ小杉高校へ進学。1年の時には7月の金鷲旗と8月のインターハイ団体戦に愛選手と一緒に出場し、どちらも優勝。2月に出場した初のシニアの国際大会であったベルギー国際では姉妹そろって優勝を果たしました。

 3年生の時にも世界ジュニアで姉妹で優勝を果たしており、田知本姉妹の名は一気に知れ渡りました。

その後、東海大学へ進学すると、1年生で世界ジュニア連覇達成。2年の時には2010グランドスラム東京で優勝し、またしても姉妹優勝を果たします。

国際大会の常連となった田知本選手は、その後も姉の愛選手とともに国際大会で素晴らしい成績を残し、大学4年生の時に見事ロンドン五輪代表選手に選ばれました。

ロンドン五輪を残念ながら7位で終えた田知本選手は、その後国際大会で2位という成績はあったもののしばらく優勝からは遠ざかることに。

苦難の時期が続き、負ければ引退も考えていたという覚悟のもと臨んだ2014講道館杯。ここで田知本選手は久しぶりの優勝を決め、また復活を果たします。

2014年グランドスラム東京を2位で終え、復活を遂げた田知本選手でしたが、2015年2月、今度はドーピング騒動の災難に見舞われてしまいます。

若くして山あり谷ありの柔道人生を送ってきたともいえる田知本選手ですが、2015年7月グランドスラム・チュメニで優勝すると、10月のグランドスラムパリも優勝。

そして、2016年4月全日本選抜体重別選手権も見事優勝を果たし、一気にリオ五輪内定を手繰り寄せました。

2度目のオリンピック出場となる田知本選手には、ロンドン五輪のリベンジとなる活躍を期待したいですね。

残念ながら、姉の田知本愛選手はリオ落選となってしまいましたが、愛選手の想いも背負って、リオ本番ではきっと活躍してくれることでしょう。

 

 

梅木 真美選手<女子78kg級>
f:id:rio-olympic:20160403213521j:plain
出典元:http://www.ipu-japan.ac.jp/35616/

 

女子78kg級は、梅木真美選手(21歳、環太平洋大学)です。

得意技:大外刈り、寝技、内股。身長:175cm。

小学生の頃から恵まれた体格をしていた梅木選手は、3年生の時に地元道場の師範からスカウトされて柔道を始めたとのことです。

高校2年生の時には、世界ジュニアで優勝し、初の世界一になっています。

2013年4月に環太平洋大学に入学。バルセロナオリンピック金メダリストの古賀稔彦監督に指導を受けることとなります。

すると、順調に結果を出し始めてきた梅木選手は、2015年世界選手権にてなんと優勝し、ついに世界王者となりました。

全日本選抜体重別選手権では準決勝で敗退し3位に終わりましたが、やはり世界王者の実績からリオ五輪内定となりました。

 

若き世界王者は果たしてリオで復活を遂げられるのか。期待したいところです。

 

 

山部 佳苗選手<女子78kg超級>
f:id:rio-olympic:20160403214224j:plain
出典元:http://www.judo-ch.jp/result/kougou/2015/photo/

 

78kg超級は、山部佳苗選手(25歳、ミキハウス)です。

得意技:払腰。 身長172cm、体重105kg。 

同じ階級のライバル田知本愛選手とは高校時代から対戦。2009年、高校3年生の時に全日本ジュニア決勝で田知本選手と初対戦しており、その時には山部選手が内股すかしで一本勝ちし優勝しました。

その後、田知本選手とは2012年まで毎年対戦することとなり(2012年は2度対戦)、計5回対戦した戦績は山部選手の4勝1敗という結果で、圧倒的に山部選手に分がある格好でした。

しかし、2013年~2016年初めまでの田知本選手との対戦成績は、4戦して2勝2敗の五分五分となりその力の差は拮抗したものと変わります。

山部選手は2014年にはグランドスラム パリ、ヨーロッパオープン ローマ、グランドスラム チュメニと国際大会3連続優勝を果たしたものの、2014世界選手権の成績は7位、2015世界選手権は田知本選手に次ぐ銅メダルと、国際大会の成績では少しずつ田知本選手に劣る状況に。

その結果、2016全日本選抜体重別選手権の前までは、78kg超級のリオ代表においては田知本選手が優位と言われていました。

しかし、山辺選手は選抜体重別で優勝。そして、全日本女子選手権でも決勝で田知本選手を破り優勝。

前評判を覆し、見事逆転でリオ内定を手繰り寄せました。

調子を上げノリに乗っている山部選手のリオ本番での活躍も期待されます。

 

 

リオ五輪での女子柔道 金メダル候補について

 

女子において、今時点でのリオ五輪での金メダル候補を挙げるとすれば、

 

中村美里選手、松本薫選手

 

になると思います。

 

まず、中村美里選手に関しましては、継続的に安定した素晴らしい成績を残しており、今時点で既に金メダルも間違いないと考えました。

そして、松本選手は選抜体重別で敗れてしまったものの、実力での敗戦ではなく、きっとリオ五輪本番では世界王者、そしてロンドン五輪金メダルの実力を発揮してくれることと予想しました。

 

今回も固い予想になり、すみません。。

 

ただ、他の選手においてもメダルを獲れる可能性は十分にあり、梅木選手、近藤選手においては調子さえベストな状態で臨めれば、金メダルももちろん狙えると考えられます。

 

 

リオ五輪柔道につきましても、また新しい情報が入りましたら書かせて頂きたいと思います。

 

 

それでは、最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!

 

リオ五輪開幕まであと155日です!

 

 

スポンサーリンク