リオオリンピック、陸上日本代表の選考基準とレースは?
こちらの記事では、2016リオデジャネイロオリンピック、陸上の日本代表の選考基準と選考レースなどについて書かせて頂きます。
※2016/08/12、下記のリンクを追加させて頂きました。
※リオ五輪陸上 男子女子100m・200m 日本代表の結果速報・順位については下記の記事に掲載させて頂きますので、こちらも是非ご覧下さい↓
リオ五輪陸上日本代表の選考基準は?
まず、陸上日本代表のリオ五輪出場選手ですが、下記個人・団体種目において既に内定が決まっています。
◆男子400mリレー◆
◆男子競歩50km◆ 谷井孝行選手、森岡 紘一朗選手
◆男子競歩20km◆ 高橋英輝選手、松永大介選手
◆女子マラソン◆ 伊藤舞選手、福士加代子選手、田中智美選手
◆男子マラソン◆ 佐々木悟選手、北島寿典選手、石川末廣選手
男女マラソンの選考基準については、過去の記事にて取り上げさせて頂きましたが、こちらの項目では、トラック&フィールド競技の選考基準について書かせて頂きたいと思います。
昨年行われた2016世界陸上北京大会はリオ五輪選考レースの1つでしたが、トラック&フィールド競技においては、世界陸上で内定を決めた選手はいませんでした。
そして、トラック&フィールド競技の今後の選考大会は下記の3つになります。
(1)日本選手権2016
(2)2016日本グランプリシリーズ(神戸・広島・和歌山・静岡)
(3)セイコーゴールデングランプリ陸上2016 川崎
選考条件は、男女ともに下記になります。
(1)派遣設定記録をクリアし、日本選手権で8位以内かつ最上位の選手
(2)参加標準記録をクリアし、日本選手権で優勝した選手
(3)派遣設定記録をクリアし日本選手権で8位以内に入った最上位以外の選手、参加標準記録をクリアし日本選手権で2、3位になった選手、そして参加標準記録をクリアし、日本選手権以外の選考レースで日本人1位かつ日本選手権にも出場した選手から選考
(4)参加標準記録をクリアし、強化委員会が推薦する選手から選考
一部の種目では少し条件が異なるものもありますが、ほとんどの種目は上記条件にて選考となり、上位にある項目ほど優先度が高いものになっています。
各種目の出場できる人数は最大3名までと決まっており、万が一上記の条件で選考出来なかった場合の補足条件もあるようです。
ちなみに参加標準記録というのは国際陸上連盟がオリンピック参加の条件として定めた記録であり、派遣設定記録というのは日本陸上連盟が内定に優位となるものとして設定した記録です。例として、男子100mでは、参加標準記録は「10秒16」、派遣設定記録は「10秒01」と定められています。
陸上トラック&フィールド競技のリオ五輪代表選考レースは?
各選手にとって一番重要な選考レースとなるのが、2016年6月に行われる日本選手権です。
今年の日本選手権の開催地は名古屋のパロマ瑞穂スタジアム、開催日程は2016年6月24日(金)〜26日(日)と決定しています。
そして、 日本選手権以外の選考レースの大会名、日程は下記になります。
2016日本グランプリシリーズは、下記の4大会を指したものです。
・兵庫リレーカーニバル(2016年4月24日)
・織田幹雄記念国際陸上競技大会(2016年4月29日)
・日本選抜陸上和歌山大会(2016年4月30日~5月1日)
・静岡国際陸上競技大会(2016年5月3日)
また、ゴールデングランプリ陸上2016 川崎 は2016年5月8日に開催されます。
※セイコーゴールデングランプリについては下記の記事も是非ご覧ください。
陸上競技のなかでは、一足先にマラソンと競歩の選手が内定することとなりますが、4月からはトラック&フィールド競技の日本代表選考が要注目となります。
果たして誰がリオ出場を決めることになるのか。
リオ五輪陸上日本代表の行方や、日本選手権、そして日本グランプリシリーズ、ゴールデングランプリ川崎についてもまた詳細などわかりましたら、伝えさせて頂きます。
それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました!
リオ五輪開幕まであと172日です!