【女子バレーボール】世界最終予選2016 日本代表 速報・結果まとめ
こちらの記事では、女子バレーボール『世界最終予選2016』の全日本女子メンバー14名についてと、日本代表のスコア速報・結果についてなど書かせて頂きたいと思います。
※大会が終了しましたので、こちらの記事はまとめさせて頂きました(最終更新日時:2016/05/22 22:12)。
※こちらの記事は、2016/07/18に下記のリンクを追加させて頂きました。
※リオ五輪女子バレーボールの日本代表・組合せ・日程・テレビ放送については、改めて下記の記事にまとめさせて頂きましたので、こちらも是非ご覧下さい↓
リオ五輪 世界最終予選2016の全日本女子チーム出場選手について
出典元:http://oqt2016.jva.or.jp/topics/20160527-1
まずこちらの項目では、全日本女子チームの世界最終予選出場メンバー14名について書かせて頂きます。
世界最終予選の出場メンバーは下記の14名になります。
No | PG | 名前 | 身長 | 年齢 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|
1 |
ウィング スパイカー |
長岡 望悠 | 179 | 24 |
久光製薬 スプリングス |
2 |
セッター |
宮下 遥 | 177 | 21 |
岡山 シーガルズ |
3 |
ウィング スパイカー |
木村 沙織 | 185 | 29 | 東レアローズ |
5 |
リベロ |
佐藤 あり紗 | 164 | 26 |
日立 リヴァーレ |
6 |
ウィング スパイカー |
鍋谷 友理枝 | 176 | 23 |
デンソーエア リービーズ |
7 |
ミドル ブロッカー |
山口 舞 | 176 | 32 |
岡山 シーガルズ |
8 |
ウィング スパイカー |
古賀 紗理那 | 180 | 19 |
NEC レッドロケッツ |
9 |
ミドル ブロッカー |
島村 春世 | 182 | 24 |
NEC レッドロケッツ |
10 |
リベロ |
丸山 亜季 | 159 | 25 |
岡山 シーガルズ |
11 |
ミドル ブロッカー |
荒木 絵里香 | 186 | 31 |
上尾 メディックス |
12 |
ウィング スパイカー |
石井 優希 | 180 | 25 |
久光製薬 スプリングス |
16 |
ウィング スパイカー |
迫田 さおり | 175 | 28 | 東レアローズ |
18 | レシーバー | 座安 琴希 | 159 | 26 |
久光製薬 スプリングス |
20 |
セッター |
田代 佳奈美 | 173 | 26 |
東レ アローズ |
※敬称略 ※年齢は5/14現在のものです
前回の中国遠征メンバーからは、大竹里歩選手、江畑幸子選手、内瀬戸真実選手、田中瑞稀選手の4名が外れ、そして、鍋谷友理枝選手、座安琴希選手の2選手が復活での選出となりました。
リベロ登録であった座安琴希選手をレシーバーで登録。眞鍋監督は実質リベロ3人の守備的体制で世界最終予選へ臨むことを決めています。
ウィングスパイカー陣3名を外したこと、特にロンドン五輪代表で最近調子を上げてきている江畑選手が選出外であることに対して、ネットでは疑問の声も多くあるようですが、リオ五輪出場権獲得へ向けて、選ばれた選手の活躍に大いに期待したいですね。
世界最終予選の出場国と日本の試合日程について
ここで、改めて世界最終予選の出場チームと日本の試合日程を振り返らせて頂きます。
世界最終予選の出場国は下記の8チームになります。
日本(5位)、韓国(9位)、タイ(13位)、カザフスタン(26位)
オランダ(14位)、イタリア(8位)、ペルー(21位)、ドミニカ共和国(7位)
※カッコ内は2015/10月付の世界ランキングになります
大会形式は8チームによる総当たり戦で順位を争います。
全8チームの中でアジアの最上位となった1チームと、アジア最上位チームを除いた7チームのうち、上位3チームがリオ五輪出場権を獲得します。
そして、日本の試合日程は下記です。
試合日 | 対戦カード | 試合開始時間 | テレビ放送局 |
---|---|---|---|
5月14日(土) | 日本 vs ペルー |
19:00~ |
フジテレビ系列 |
5月15日(日) | 日本 vs カザフスタン |
19:00~ |
TBS系列 |
5月17日(火) | 日本 vs 韓国 |
19:00~ |
フジテレビ系列 |
5月18日(水) | 日本 vs タイ |
19:00~ |
TBS系列 |
5月20日(金) | 日本 vs ドミニカ共和国 |
19:00~ |
フジテレビ系列 |
5月21日(土) | 日本 vs イタリア |
19:00~ |
TBS系列 |
5月22日(日) | 日本 vs オランダ |
19:00~ |
フジテレビ系列 |
世界最終予選2016 全日本女子のスコア速報・試合結果
こちらでは、全日本女子チームの試合結果と順位について書かせて頂きます。
結果が出次第更新させて頂く予定です。
大会1日目 ペルー戦の試合結果 <5月14日(土)>
<日本チームの結果>
日本 3 | 25-23 | 0 ペルー |
25-10 | ||
25-14 |
第1セットは接戦となりましたが、第2セットは25-10でペルーを圧倒。勢いのある日本はそのまま第3セットも連取、見事ストレート勝ちでペルーを下しました!
長岡選手が20得点の素晴らしい活躍をみせ、木村選手13得点、荒木選手9得点と、ベテラン二人の活躍も光りました。
<日本以外の対戦結果>
韓国 1-3 イタリア
タイ 3-1 ドミニカ共和国
カザフスタン 1-3 オランダ
大会2日目 カザフスタン戦の試合結果 <5月15日(日)>
<日本チームの結果>
日本 3 | 25-14 | 0 カザフスタン |
25-15 | ||
25-11 |
日本がカザフスタンを相手に、この試合も3-0でストレート勝ちし、開幕2連勝となりました!
第1セット、第2セットは宮下選手のトス回しが光り、長岡選手、木村選手、島村選手がバランスよく得点。第3セットはメンバーの大きな入替えがありましたが、途中出場の石井選手がチームトップの11点を挙げる活躍を見せ、チームの勝利に大きく貢献しました。初戦調子の上がらなかった古賀選手も、この試合は9得点を挙げ徐々に調子を上げてきています。
<日本以外の対戦結果>
イタリア 3-1 タイ
ペルー 3-0 ドミニカ共和国
オランダ 0-3 韓国
大会3日目 韓国戦の試合結果 <5月17日(火)>
<日本チームの結果>
日本 1 |
26-28 |
3 韓国 |
17-25 | ||
25-17 | ||
19-25 |
第1セットは終始日本がリードしていたものの、接戦のすえ逆転で韓国にセットを取られてしまいました。第2セットは勢いに乗る韓国にリードを許す展開に。韓国のエース、キムヨンギョンも調子を上げ、2セット連取されてしまいます。しかし、第3セットはメンバー交代で新しくコートに入った石井選手と鍋谷選手が活躍し、日本が取り返します。そして、第4セット、日本は迫田選手の活躍もあり韓国に食らいつきますが、残念ながら25-19でこのセットを落とし、セットカウント3-1で韓国に敗れました。
キャプテン木村選手は右手小指を痛め、その容体が心配されましたが、骨に異常はなく大事には至らなかったとのことです。
<日本以外の対戦結果>
カザフスタン 1-3 ペルー
ドミニカ共和国 0-3 イタリア
タイ 0-3 オランダ
大会4日目 タイ戦の試合結果 <5月18日(水)>
<日本チームの結果>
日本 3 | 20-25 | 2 タイ |
25-23 | ||
23-25 | ||
25-23 | ||
15-13 |
この大会調子のいい石井選手が初の先発に起用。第1セットは要所で決めてくるタイのサーブに苦しめられ日本はセットを落とします。第2セットはジャッジ判定で試合が何度も止められる中、迫田選手の活躍もあり、日本が取り返しました。第3セット、シーソーゲームが繰り広げられるなか、日本のミスもあり惜しくもタイに取られ日本はあとのない展開に。しかし、第4セット、終盤木村選手の活躍もあり、日本が接戦を制し、運命の最終セットへ。
そして最終セット、日本は一時4-10まで離され絶体絶命でしたが、各選手は諦めないプレイをみせ8連続ポイントで一気に逆転。見事大逆転で勝利を収めました!
迫田選手がチームトップの24得点、石井選手が17得点の活躍。タイの監督がレッドカード2枚で日本の勝利に貢献しました。
<日本以外の対戦結果>
ペルー 0-3 イタリア
カザフスタン 0-3 韓国
オランダ 3-0 ドミニカ共和国
大会5日目 ドミニカ共和国戦の試合結果 <5月20日(金)>
<日本チームの結果>
日本 3 | 25-22 | 0 ドミニカ共和国 |
25-16 | ||
27-25 |
スタメンに迫田選手、山口選手を入れ、タイ戦で勝利を収めたメンバーで臨んだ日本。第1セットはドミニカから一時はリードを奪われる展開に。その後シーソーゲームとなるも、終盤宮下選手のサービスエースなどあり、日本がセットを選手。第2セット、エース長岡選手、キャプテン木村選手が躍動。日本は大差をつけリードしたまま2セット目も連取。そして、第3セット、再度シーソーゲームとなり一時はドミニカにセットポイントを奪われるも、長岡選手の連続アタックなどで日本が3セット目も連取。見事ドミニカ共和国に3-0でストレート勝ちしました。
長岡選手がチームトップの21得点、木村選手が10得点の記録を残しています。
<日本以外の対戦結果>
タイ 3-0 カザフスタン
韓国 3-1 ペルー
イタリア 0-3 オランダ
大会6日目 イタリア戦の試合結果 <5月21日(土)>
<日本チームの結果>
日本 2 | 25-23 | 3 イタリア |
25-27 | ||
25-27 | ||
25-21 | ||
9-15 |
第1セット、日本はキャプテン木村選手が絶好調。島村選手のブロード攻撃も決まりリードする展開に。しかしイタリアも食い下がり一時嫌な雰囲気が流れるも、荒木選手のブロックや石井選手のサービスエースも決まり、流れを取り戻した日本がそのままセットを先取しました。第2セット、このセットは逆にイタリアがリードし、日本が追いかける展開に。木村選手の多才なスパイクや迫田選手のバックアタックなどでイタリアに食らいつくも、日本は途中出場の17歳エゴヌ選手のスパイクにも苦しめられ、このセットはイタリアに取られました。第3セット、このセットも木村選手がチームを引っ張り日本がリード。そのまま16点を迎えるも、やはり両チームにとってリオ五輪出場がかかったセットは接戦に。そのままデュースまで持ち込まれ、勢いを戻したイタリアがセット連取、イタリアはリオ五輪出場を決定しました。
第4セット、このセットは長岡選手、木村選手が決め日本のペースに。苦しみながらも25-21で日本がセットを取り、日本のリオ五輪出場が決定しました!
第5セットは、残念ながらイタリアに取られ、セットカウント2-3で日本は敗れてしまいました。しかし、日本はリオ五輪出場を決め、全日本女子チームは4大会連続のオリンピック出場決定となりました。
今回の試合は木村選手がチームトップの31得点、長岡選手が14得点でした。
<日本以外の対戦結果>
韓国 2-3 タイ
カザフスタン 1-3 ドミニカ共和国
ペルー 0-3 オランダ
第1試合、タイが韓国に2セット連取されるも、フルセットまで持ち込み逆転で勝利。韓国はこの試合で敗れましたが、リオ五輪出場決定となっています。韓国 vs タイ:2-3(25-19、25-22、27-29、24-26、12-15)。
第2試合、ドミニカ共和国がカザフスタンに勝利し、ドミニカ共和国は今大会初勝利を挙げています。カザフスタン vs ドミニカ共和国:1-3(20-25、25-22、12-25、20-25)。
第3試合、オランダがペルーにストレート勝ち。この勝利によりオランダもリオ五輪出場を決めました。ペルー vs オランダ:0-3(16-25、14-25、17-25)。
第6戦目を終えて、オランダ、イタリア、韓国、日本の4チームがリオ五輪出場決定となりました。
大会最終日 オランダ戦の試合結果 <5月22日(日)>
<日本チームの結果>
日本 3 | 20-25 | 2 オランダ |
25-13 | ||
21-25 | ||
32-30 | ||
15-11 |
この試合、眞鍋監督はスタメンに田代選手、鍋谷選手を初起用。第1セット、固さの見られるなかオランダのサーブと高さに苦しめられた日本。リードを許し、途中交代で入った長岡選手のスパイクなどで徐々につめよるも追いつけず、最初のセットは20-25でオランダに取られました。第2セット、固さのとれた日本はキャプテン木村選手を中心とした攻撃と丸山選手や鍋谷選手の安定したレシーブで得点を積み重ね、終始リードを広げたまま大差でセットを取り返しました。第3セット、序盤日本はリードをしていましたが、オランダが逆転。鍋谷選手、長岡選手のスパイクなどで差を縮めるも、このセットは21-25でオランダに取られました。第4セット、勢いづいたオランダはスローティエスを中心にアタックを決めリードする展開となるも、日本も木村選手を中心に得点を挙げ終盤追いつき逆転。しかし、25点を超えてから1点をめぐる攻防に。日本は田代選手から島村選手の流れでアタックを決めオランダに勝利を許さず。最後は長岡選手のサービスエースを決め、30点を超える攻防は日本が制しました。
第5セット、日本が島村選手のアタックとブロックでリードする展開となり、終盤は長岡選手が決めるなど勢いづいた日本がそのままセット連取。前日まで首位だったオランダ相手に3-2で逆転勝利を収めました!
<日本以外の対戦結果>
ドミニカ共和国 3-0 韓国
タイ 3-0 ペルー
イタリア 3-0 カザフスタン
第1試合、ドミニカ共和国が韓国に3-0でストレート勝ち。 ドミニカ共和国 vs 韓国:3-0(25-23、25-11、28-26)。
第2試合、タイがペルーに3-0でストレート勝ち。 タイ vs ペルー:3-0(25-17、26-24、25-23)。
第3試合、イタリアがカザフスタンに3-0でストレート勝ち。 イタリア vs カザフスタン:3-0(25-22、25-16、25-19)。
<大会を終えての順位表>
順位 | チーム | 勝 | 負 | 勝ち点 | セット率 | 得点率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | イタリア | 6 | 1 | 17 | 2.571 | 1.133 |
2位 | オランダ | 5 | 2 | 16 | 2.428 | 1.227 |
3位 | 日本 | 5 | 2 | 14 | 1.800 | 1.127 |
4位 | 韓国 | 4 | 3 | 13 | 1.363 | 1.034 |
5位 | タイ | 4 | 3 | 12 | 1.230 | 1.008 |
6位 | ドミニカ共和国 | 2 | 5 | 6 | 0.437 | 0.953 |
7位 | ペルー | 2 | 5 | 6 | 0.437 | 0.841 |
8位 | カザフスタン | 0 | 7 | 0 | 0.142 | 0.725 |
日本は最終的に3位で大会を終え、アジア4チームでは見事首位での最終予選突破となりました!
リオ本番での活躍も期待されますね。
また全日本女子チーム、そして28日から世界最終予選を迎える全日本男子チームについても取り上げさせて頂きたいと思います。
最後までお読み頂きましてありがとうございました!
リオ五輪開幕まであと83日です!